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Celebrity Millenniumの船内見学会に参加しました [乗船記] [pid: #361]

ミキツーリスト主催の Celebrity Millennium の見学会に参加しました。2013年の横浜港初入港以来たびたび横浜港を訪れており、横浜港でもかなり見慣れた船影ではありますが、今回初めて船内の様子を見ることができました。全体的な印象はモダンアメリカのプレミアム船といった印象でしょうか。定員のわりに船内各所のスペースが十分とられておりゆったりとくつろぐことができそうです。美しいミレニアムの船内をどうぞお楽しみください。

Celebrity Millenniumは2001年竣工、2016年に大きな改装が行われている9万トンクラスの客船で、ミレニアム型フリート4隻の第1隻目です。セレブリティクルーズによりモダンかつ上質をコンセプトにサービスが提供されています。最近は秋から春にかけてのシーズンに日本近海のクルーズを行うことが多くなりました。

セレブリティークルーズならではの特徴として伝統的なフォーマルナイト等はなく、スマートカジュアルとイブニングシックといった二つのドレスコード制を採用しています。プレミアムの上質を楽しみながらもガッチリしすぎるのを嫌う、ゆとりのあるアメリカの気質にぴったりあうクルーズ客船です。船内各所に大きなガラスを配し、丸窓を挟んで海をいつも意識することができる船内。インテリアの配色のためかもしれませんが船内の天井が比較的高くとられているように感じます。

船内の雰囲気は大きくてゆったりとした空間を意識していることはもちろん、スパや食事に定評があるようです。レストランで供されるスープなどは材料から作り、本物の日本人シェフが日本食レストランを担当していたりと力を入れているようです。

厳重なセキュリティーチェックを超えて船内に入ると、大理石の背面からライトアップされた階段が特徴のモダンでシックなロビー(Grand Foyer)に出ます。このロビーは3層吹き抜けとなっています。

Foyerとはもともとフランス語で待合室(ロビー)のことで、日本ではホワイエとも表現されます。日本語ではグランドホワイエといった感じですね。

この空間はミレニアムの中心的存在となっており、Guest Relationsやコンシェルジュ等の受付もこのロビーに設けられています。

裏側からライトアップされた階段の両脇には大きくて長いカーテンが下がっていて、間接照明が柔らかくロビーを照らし、ゆったりとした落ち着いた上質な空間で、薄いブラウン系を基調とした配色は目にも優しいです。

ゆったりとしたロビーの隣にはガラス張りのエレベータが設置されており、海を眺めながらフロアを移動できます。エレベータの速度も割と速かった気がします。海上をクルーズしながら上下に移動-クルージング中はかなり興味深い体験ができそうです。


10階のリゾートデッキ中央にあるプールです。

本船には外部甲板に設置されているプールに加え、屋内でも楽しめる全天候型プールも設置されています。下の写真の中央上部分にガラス張りの空間が写っているのがわかりますでしょうか。こちらがSolariumと呼ばれている屋内プールです。

中央のファンネルに見える白い構造物はセレブリティのトレードマークXのロゴの一部です。一部のプールでは海水が使用されておりタラソセラピー(thalassotherapy)として人気がありあます。

外から外観を見ると確認できますが、下のデッキに比べて左右に張り出しており、船幅ぎりぎりまでの広いスペースが確保されています。


ソラリウムにある屋内プールです。陽光のもと気持ちよくリフレッシュすることができます。

セレブリティクルーズの特徴のXの文字がモチーフとなったファンネルの後ろから前方を望んだ様子です。濃紺のカラーが印象的です。手前の右側にはバスケットボールのコートがあり、クルーズ中も汗を流すことができます。

最上部デッキにはバスケットボールコートもあります。船上で一汗流すのもいいですね。

バスケットボールコートの後方、最後尾のデッキにはRooftop Terraceと呼ばれるリラックススペースがあり、巨大なスクリーンを見ながらゆっくりとくつろぐことができます。このエリアは2016年の改装により新設されたようです。大海原を見晴らせる屋外ラウンジといったコンセプトで映画と映画にちなんだ美食を楽しむTaste of Filmををコンセプトとされているようです。

Taste of Filmの最初のイベントとしてチョイスされた映画はアメリカのコメディドラマ映画The Hundred-Foot Journey(邦題:マダム・マロリーと魔法のスパイス)。フランスの小さな町のふたつのレストランのストーリーで、片方は最近越してきたインド人一家が開店したインドレストラン、もう一方はミシュランの 1 つ星を誇る老舗のフレンチレストランが登場します。セレブリティクルーズでは、この映画に出てくるフランス料理とインド料理にインスパイアされた特別なコース料理が考案され、映画の最初には、サクサクしたエビのタマリンド添えやボンベイ風牛ヒレのマンゴーピクルス添えなどインド風のお料理が、続いて映画がフランスに舞台を移すとトリュフ入りリゾットやポートワインジュレを添えたホタテ、チョコレートケーキなどが提供されるといった具合に映画と料理がコラボレーションして楽しめるようです。
https://www.cruisejapan.com/to...steoffilm/

2016年の改装により、当初Olympic Restaurantとして親しまれていたフランス料理レストランはイタリアン・ステーキハウスのToscan Grilにリニューアルされました。こちらはSpeciality Restaurantとして別料金で利用できます。手作りのパスタやサラミ、魚、USDAプライムドライエージドビーフなどの料理を楽しむことができる。 なお当初Toscan Grilの場所にあったTitanicの姉妹船Olympicから受け継いだパネル類はカジノ入口のエリア4階に展示されています。

Qsineは予約制で、カバーチャージのみで利用できるブッフェ形式のレストランのようです。各国の創作料理を味わうことができセレブリティならではの驚くような遊び心が各所にちりばめられています。

11階Sunriseデッキ最前部にあるCosmos Loungeです。大きな窓が3面にとられており開放的な空間です。船の最前部にあたるので船首方向のパノラマも楽しむことができます。ガラス窓が斜め方向に切られているので青い空も堪能できるところが素晴らしいです。夜には星も見えるといいですね。

最前部のCosmos Loungeから見た船首方向の眺望です。右側に大桟橋の岸壁が写っています。船としてはきれいですが、緑に塗られた鉄甲板が無機質で少し残念です。チーク材などが張られていれば美しいのですが。

船首部分は水を浴びますからなかなかそうはいかないのかもしれません。外側から見ると船首部分の張り出し部分はあまり目立たないのですが、船首ラウンジから見ると少し気になりますね。

日本人シェフが腕を振るうというSUHI ON FIVEも好評のようです。寄港地ではシェフ自ら市場に食材を仕入れに行くとか・・・。

Luminaeはスイートクラス専用のレストランで他のレストランでは頂けない特別メニューも準備されている。内装はモダンで明るい色調。

メインダイニングルーム、Metropolitan Restaurantです。天井が高く非常に開放的なレストランです。

800席の客席を持つCelebrity Theatreは船内前方3階から5階部分にあり、毎晩ショーが行われます。