Asuka II one night cruise report on 2008 summer. July 17th to 18th, 2008
Pre-cruise tips & Reservation.
日本最大、かつ最も豪華なクルーズ客船である「飛鳥 II」の予約を確保するのは簡単ではなかった。とりわけ最高級カテゴリーの客室、および最もリーズナブルな客室については、出港日直前に旅行代理店に駆け込んでも満席御礼となっていることが多い。これらの部屋については予約開始と同時にほぼ埋まってしまうのが現実のようだ。今回の私たちのクルーズについても、予約開始前から旅行代理店にて仮予約していたにもかかわらず、一度は船室が確保できないとの連絡が入った。それでも、後に出港日が近づくにつれキャンセルによる空きが出たとの再度連絡が入り、念願の「飛鳥 II」クルーズ旅行が成就したのだった。
飛鳥クルーズについては、年間のすべてのクルーズが郵船クルーズのウェブサイト(www.asukacruise.co.jp)で公表されている。「飛鳥 II」の年間スケジュールとクルーズの案内が記された美しいブロシュアーは、通常、年一回、秋口に準備され、各旅行代理店を通して入手することができる。「飛鳥 II」は、夏季から冬季にかけて、年間数本のワンナイトクルーズを行う。ワンナイトクルーズのおおまかな旅行価格は52,000円(kステートカテゴリ)から400,000円(ロイヤルステート)程だ。今回私たちが乗船したのは「夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ」だ。
既にお気づきかもしれないが、「飛鳥 II」の前身は「クリスタルハーモニー」として知られていた豪華クルーズ客船。美しく前に聳え立つ船首や270度の展望を誇るビスタラウンジはこの船の美しい特徴のひとつである。本船が郵船クルーズのフリートに入ったとき、グランドスパ(大浴場)や資生堂スパなどがトップデッキに新たに設けられ、世界トップクラスのファイブスター客船が日本人の文化に合わせて再調整され日本の海に就航したのだ。
At Kobe
今回のクルーズの前夜、私たちは「飛鳥 II」の出港する神戸港中突堤にそびえる「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」に前泊することにした。ホテルに着いたのは夜八時。「飛鳥 II」はすでに港に着岸しており、その美しいイルミネーションが神戸の港に映えていた。私たちはホテルのレセプションで翌日「飛鳥 II」に乗船することを伝え、「飛鳥 II」の見える西側の部屋をリクエストしたところ、西側712の部屋が割り当てられた。
ホテルルームのドアを開けるとまばゆいばかりの「飛鳥 II」がバルコニー越しに広がり、息をのむほどの美しい光景が広がっていた。「飛鳥 II」の大きくて白いファンネルが正面に広がっているのだ。ホテルの部屋が7階であったため、明日からのクルーズに向けて、船上で準備に勤しんでいるクルーの姿や、久々の乗客のいない船内で楽しいひと時を過ごしているクルーの姿を見ることができた。「飛鳥 II」はこの日の朝、2008 世界一周クルーズから寄港したばかりであったから、クルーにとっては久しぶりに羽を伸ばせるひと時であったに違いない。私たちにあてがわれた「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」の部屋もきれいにメンテナンスされており、快適な前夜を過ごすことができた。ミナト神戸にふさわしく、まさに港で過ごすクルーズ前夜はお奨めである。
翌日、乗船開始は午前九時から。「飛鳥 II」のチェックインカウンターはホテルの2階に設けられているから、私たちはチェックアウトしてそのままエレベータを下ればいいだけだ。このチェックインカウンターで乗船カード(キャビンキーともなっている)を受け取り、船内へ向かう。この乗船カードにはクルーズにおけるキャプテンの名前、航海番号などがプリントされている。ギャングウェイを渡り乗船する直前、船の専属カメラマンに迎えられ、クルーズ直前の記念写真を撮影してくれる。この写真は後に船内のフォトショップで購入することができる。乗船するとまず、本船の出港時刻、次港とその予定着岸時刻を案内する電子サインボードに迎えられる。その後、空港によくあるようなセキュリティーチェックを超えて、いよいよ「飛鳥 II」の船内へ・・・。横浜まで丸一日のクルーズが今始まったのだ。
Cabin
私たちに割り当てられたキャビンはkステートキャビンの7068。「飛鳥 II」の中では最低ランクのカテゴリーの部屋だ。とはいえこのカテゴリのキャビンでさえすべて海側に面しており、大きな窓から大海原を眺められる。「飛鳥 II」ではインサイドキャビンは一般販売されていないのだ。他のアウトサイドキャビンとKステートキャビンの違いは窓ガラスの向こう側にある船体構造物の有無で、私たちの利用したkステートキャビンでは多少視界が遮られることになる。とはいえ今回あてがわれた7068号室では視界を大幅に遮る船体構造物はなく、テンダーボートの船底部が多少視界にかかる程度であった。それでも十分すぎるほど大きな窓から広大に広がる大海原が見え、私たちはクルーズを存分に楽しむことができた。
船内に据え置かれているデスクの上には乗船カードを入れるカードホルダや、クルーズ中のアクティビティなどの案内がおかれている。この乗船カードを入れるカードホルダは、カラーでこそ異なるもののの、材質・デザインなどは「クリスタルクルーズ」で使われているものと全く同じで両社が同じ日本郵船グループの船であることを物語っている。クリスタルクルーズではそのイメージカラーであるグリーンを基調としたデザインであるのに対し「飛鳥 II」ではブルーを基調としたデザインとなっている。
バスルームも清潔でエレガントにまとめられている。各所には真鍮の美しいデザインが散りばめられており、ぴかぴかに磨き上げられている。バスタブにはほのかなピンク色の大理石が使用されており上質の装いだ。バスルームの壁のタイルにはクリスタルクルーズのロゴである「シャンペンシーホース」が未だに残っており、元クリスタルクルーズの船であったことを思い起こさせる。クローゼットエリアも十分広く取られており長期のクルーズでも安心だ。アメニティーや調度品も十分吟味されておりすべてのアメニティーには「飛鳥 II」のロゴが入っている。柔らかくふかふかのタオルも十分用意されており快適である。ただし、kステートキャビンにはバスローブは備え付けられていなかった。
キャビン内の備品について目を向けると、kステートキャビンでは、ティーセット、冷蔵庫、セーフティーボックス、電話。フラットスクリーンテレビ、dvdプレーヤー、キャビンスリッパなどが備え付けられていた。テーブルの上にはクルーズスケジュールの案内が置かれており、クルーズ航路の案内に加え、エンターテイメント、食事やイベントの予定などが案内されている。「飛鳥 II」では「飛鳥 II」航海専門のチャンネルとして、二チャンネル準備されており、ひとつのチャンネルではブリッジからのリアルタイム映像が、もうひとつのチャンネルでは現在の本船位置、航海状況、速度、方角、天気などがそれぞれ放送されている。最初にキャビンに足を踏み入れたときに気づくのは大きなビニール製のマットがベッドの上に広げられていることである。これは手狭なキャビンの中でスーツケースを楽に整理できるようにするための配慮によるもので、汚れたスーツケースをベッドの上に広げても塵がベッドにつかないようにするものである。整理が終わった後、スーツケースはベッド下に収納できる。
「飛鳥 II」のクルーズでは、通常一日二回キャビンメンテナンスが行われる。そのためキャビンを出るときには身の回りのものをある程度整理してから出ないと後に恥ずかしい思いをすることになるのでご注意を。
Welcome champagne
荷物の整理が終わった後、船内探検に出かけた。まず最初に向かったのがトップデッキに配されている「パームコート」。ここでは出港時に合わせてウェルカムシャンペンが供されている。ラウンジでは右舷側の大きな窓に面した快適なソファに座った。窓の向こう側には昨晩宿泊した「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」がそびえている。ラウンジ内には配されたグリーンは心地よく自然なクルージングの午後を美しく演出してくれる。ゆっくりとクルージングの午後を満喫していると、クロアチア人のウェイトレスがよく冷えたシャンペンとカナッペを薦めてくれた。
「パームコート」の前方は、美しく配された白いソファに座りながらブリッジと同じ船首方向の景観を楽しむことができる「ビスタラウンジ」と繋がっており、斜めに張られたガラス越しに270度広がる海の表情は「美しい」の一言では表現できないほどすばらしいものである。夕方から夜にかけてこの「ビスタラウンジ」ではバーが設けられ美しいカクテルなどが供される。
Departure
「パームコート」、「ビスタラウンジ」で午後のひと時を満喫した後、外部デッキに出てみることにした。「ビスタラウンジ」の横にドアが設けられており、ここから簡単に外部デッキに出ることができる。夏の神戸。太陽の光はさんさんと降り注ぎ、錆ひとつなく白く美しくメンテナンスされた「飛鳥 II」の船体に太陽の光が余すところなく反射して眩しい。「飛鳥 II」の外部デッキにはすべてチーク材が敷き詰められており、上質のクルージングのテイストを感じることができる。マストのレーダが回転し始めた。ファンネルから煙が吹き上げた。銅鑼の音が聞こえる。そう、船はまもなく出港するのだ。
十一時。船体と港とを繋ぐロープが緩められ、船はゆっくりと神戸中突堤を離れた。数隻のタグボートが出港支援をしている。岸壁との間に十分の距離を保ちながら「飛鳥 II」はゆっくりと後進し、中突堤の岸壁を交わしたところで西に大きく回頭し神戸港口に船首を向けた。右舷側後方からは美しい神戸の街が少しずつ遠ざかってゆく。出港から15分後、船は川崎重工神戸工場の横を通り過ぎた。メンテナンス中の潜水艦や日本郵船の自動車専用船などを横に見ながら船は神戸港内を南西方向へ進んでゆく。
船は右舷側に明石海峡大橋を見ながら、引き続き南西方向に進んでゆく。当初の予想では神戸港内を出た後、太平洋に向け真南に南下すると思っていたのだが、西側に大きく突き出した紀伊半島と淡路島の間の友が島水道を抜けるため、まず南西方向に舵を取らなければいけなかったことに後に地図をみて気づいた。
暫くして船が関西空港沖を南下しているとき、放送でキャプテンからの挨拶があった。乗船のお礼から始まり、本船の現在位置が続いて説明された。説明によると、現在無数に出ている漁船を避けながら徐々に南下して太平洋に向かっているとのこと。また、クルーズ中の天候についてはおおむね良好ではあるもの、午後に多少雨が予想されるそうだ。
Lunch
ランチは12時から。和食は5階の「インターナショナルダイニングルーム」で供される。メニューは焼き魚と味噌汁、ちょっとした刺身と海苔が添えられていた。ウェイターのほとんどはフィリピン人でそこそこ上手に日本語を操る。食事の配膳・盛り付けもさることながら、一品一品が上質で美味しい。最後に飛鳥ロゴのついた飛鳥饅頭がデザートとして供された。洋食はリドデッキのブッフェで供されている。望めば和食を頂いた後にもリドデッキに行って洋食を楽しむことも可能だ。ここではパンやソーセージ、ハムから始まり、飛鳥 II特製カレー、ハンバーガー、フレンチフライ、フレッシュフルーツ、ジュースなどを楽しむことができる。
Exterior impressions
前述のとおり、「飛鳥 II」はトップデッキをはじめ外部デッキの各所にチーク材がふんだんに使われており、木のぬくもりを感じながらクルージングを楽しむことができる。手摺には"keep our ocean clean"の文字。シンプルかつ説得力のあるかたちで私たちの海を守りたいとの気持ちにさせられる。船体中央部のトップデッキには大きなプールがシャワールームとサウナが併設されて設置されている。クリスタルクルーズ時代にはシーホースプールといわれていた場所だ。プールの底には飛鳥クルーズのロゴ。この場所には昔、クリスタルクルーズの「シャンペンシーホース」のロゴが描かれていたが、「飛鳥 II」に転身後は見事に飛鳥ロゴにとってかわった。このプールの奥には「飛鳥 II」になってから設置された「グランド・スパ」こと展望大浴場がある。正面の大きなファンネルには日本郵船のトレードマークである白地に二本の赤帯。大きく頼もしい存在である。トップデッキ全体はクリスタルクルーズのグリーンに取って代わり、ブルーで統一されている。
「飛鳥 II」の後部は美しくエレガントにデザインされており、最近よくみられるメガシップタイプのクルーズ客船とは異なり、曲線を帯びた各層のデッキが全体として美しく調和し、客船の機能美を演出している。
Afternoon Tea
アフタヌーンティーは「パームコートラウンジ」で提供される。出港時にシャンペンとカナッペで歓迎していただいたラウンジだ。この度はハープ奏者が、続いて専属ピアニストがクルージングにふさわしい落ち着いた美しいメロディーを奏でている。これらのエンターティメントやアフタヌーンティーのサービスはすべて乗船料金に含まれている。
Travelling around the Kii-peninsla
神戸から横浜までの航海は、日本で最も大きな半島である紀伊半島を大きく周るコースを取る。今回のクルーズでも船上から美しい紀伊半島の自然や風景を眺めることができた。日ノ御埼灯台やそして潮岬灯台はこれらの一部である。本州最南端の灯台である潮岬灯台は夕方四時頃に通過した。紀伊半島を周って航海している間、飛び魚の群れや無数の海鳥たちの群れに遭遇し、大自然を感じながらゆっくりとした時間を満喫した。この間、「飛鳥 II」は平均速度18ノットで横浜へ向かい航海を続けている。
神戸を出港した十一時頃は、快晴で暑い程の日差しが眩しかったものの、キャプテンから放送があったとおり、暑い雲が次第に太陽を覆い、仕舞いには大粒の雨が降ってきた。時刻は午後三時半頃。ところが大粒の雨は約三十分ほどでやみ、「飛鳥 II」船首方向正面に美しい虹が現れた。まさに自然によって織り成されたエンターティメント。完璧に絵になるシーンである。聞いた話によると船と虹との距離を測ることはできないそうだ。ある航海士の話によると、虹は幾層にも連なる厚い水蒸気の層が太陽の光をランダムに反射させて現れるもので、そのような水蒸気の層は何キロにも及ぶことがあるとのこと。それで虹は特定の箇所に発生しているのではなく、広範囲にわたって存在しているらしい。この説明には妙に納得してしまった。
Dinner time.
「飛鳥 II」には800人程の乗客が乗船しているため、ディナーはツーシーティング(二回制)となる。一度目のディナーは午後五時四十五分から。そして二回目のディナーは午後七時からである。郵船クルーズからの案内によると若い人は極力、二回目のディナータイムを利用してほしいとのこと。私たちもその案内のとおり二回目のディナータイムにディナーを頂くことにした。ディナーは「インターナショナルダイニングルーム」で準備される。和食ランチが供されたの同じ場所だ。午後七時にダイニングルームに行くと既に大勢の方々がダイニングルームの前で待っていた。時間になり乗客が順にダイニングルームに入ってゆく。私たちはウエイターに二人掛けの席をリクエストした。ダイニングルーム最奥の二人掛けテーブルに案内された。ここには四、五台の二人掛けテーブルが配置されている。このテーブルのレイアウトは少し不満足であった。隣のテーブルとの距離が余りにも近すぎるため二人がけテーブルでありながら相席になった雰囲気があるのだ。この部分は今回のクルーズで唯一改善をお願いしたく感じた部分であった。
とはいえ食事自体のクオリティーは非常に高く、盛り付けのデザインも満足であった。ディナーが終盤に近づいた頃、フィリピン人の飛鳥専属バンドが音楽のリクエストを聞きにきた。私たちのテーブルでは誰も特別なリクエストをしなかったが、バンドはディズニーの「星に願いを」演奏してくださった。専属バンドは三人の男性で成り立っていて一人がフルート、二人がギターを奏でてくれる。ディナーの音楽にふさわしく楽しいメロディーであった。
Showtime
ディナー後は、飛鳥専属のエンタティナーによるショーが行われる。場所は「ギャラクシーラウンジ」。ショーはブロードウェイスタイルの歌とダンスによるもの。ステージ横の電光掲示板では英語の歌詞と日本語の訳が表示されている。十分迫力のあるものであったが、ミディアムクラスの客船である「飛鳥 II」とメガシップクラスの客船のエンターティメントを比べることはできないと感じた。エンターティナーの数やショーの内容も、以前乗船した「ダイヤモンドプリンセス」のそれと比べると明らかに目劣りしてしまった。ただシアターの大きさ、日本人の文化などを考えると十分なものなのかもしれない。長期のクルーズでは、陸のプロのエンターティナーを招待してショーが行われるからクルーズによってこのショーのイメージは大きく異なるのかもしれない。
Night snack
クルーズでは夜食も用意された。場所は「インターナショナルダイニングルーム」。幾らかのフルーツと蕎麦、海老シュウマイなどが準備されている。夜食コーナーは午後十一時から二十四時三十分までオープン。他のメジャークルーズラインと異なり、郵船クルーズでは24時間オープンのブッフェサービスは行っていない。また夜食コーナーで準備されたメニューも欧米のメジャークルーズラインと比べると少ないといわざるを得ない。とはいえ乗客の年齢層や日本人の習慣を考えればこれで十分なのかもしれない。
クルーズの二日目、早起きしてプロムナードデッキより日の出を見ることにした。時刻は午前四時半。残念ながら水平線近くにある厚い雲の層が太陽を阻んでいたため、水平線から上る朝日を見ることはできなかったが、幾多にも重なる雲の層により演出された美しい印象的な朝焼けを描いていた。このときの船の進行方向は真東。太陽は船の正面から上った。本船位置は伊豆諸島沖。航海速度は昨日より少し落ちて約16ノット。
Passing under the Yokohama Bay Bridge
七月十八日、午前九時二十分。「飛鳥 II」は横浜ベイブリッジの下を通過した。横浜港口にかかる長さ四百六十メートル程の斜長橋である。これをくぐると、高いビルの連なる横浜の景色、ランドマークタワー(296m))やクイーンズスクエア(tower a 172m, tower b 138m, tower c 109m)、パンパシフィックホテル(105m)、インタコンチネンタルホテル(99.8m)などに迎えられる。
「飛鳥 II」にとって横浜は母港。つい二日前も世界一周からの寄港時横浜に寄港している。大桟橋の奥に大きく広がるのは赤レンガパーク。約100年前に作られた洋式倉庫で現在は改装されショッピングゾーンとして生まれ変わっている。大桟橋の手前には有名な山下公園。「赤い靴をはいた女の子」の像など国際港としての歴史を刻むモニュメントも多い。山下公園の正面には日本郵船の往年の名船「氷川丸」が係船されている。元シアトル航路の客船で今はミュージアムとしての余生を送っている。「氷川丸」のファンネルカラーも「飛鳥 II」と同じ白地に赤の二本線(二引)。同じ日本郵船の船であることを示している。
Docking at yokohama pier
放送が入り、「飛鳥 II」がついに横浜港に着岸したことが伝えられた。案内によると下船は最上階の客室を利用したゲストから順に行われるらしい。 私たちは最低カテゴリの客室(kステート)を使用したため下船順番は最後となった。その分だけ「飛鳥 II」を長く楽しめる。港にはたくさんのバスが準備されており横浜のさまざまな観光地へと送迎する手はずが整えられていた。
ついに下船の時間がきた。ゆっくりとしたくつろぎの時間を提供してくれた「飛鳥 II」を背に踏みなれた横浜の地に再度足を踏み入れた。最後の乗客が下船したとき、船では既にメンテナンスや次航「横浜ウィークエンドクルーズ」の準備が行われていた。
* This is due to the cancelation policy of the NYK Cruises which requires all passengers to pay full-amount of the cruise at this time.
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