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「MSC Divina」東カリブ海クルーズ Story 1
MSC Divina cruise report on December 12th to 19th, 2014

text and pictures by idyllicocaen

マイアミ港のMSC Divina
マイアミ港までは空港からタクシーで15分
チップ込みでUSD35.00程度。

クルーズの手配
今回のクルーズの手配はcruise.comによりインターネットで行なった。予約画面はすべて英語だが、必要な情報がシンプルに表示される画面構成になっているため、不自由なく予約からクルーズドキュメントの取得まで行なうことができた。ひとつ手間取ったのは、MSCのウェブサイトが、米国在住のゲストを対象として設計されていたため、日本からの予約の場合、States、City、Postal Codeなど項目が一致しない部分がありオンラインチェックインがスムーズにできなかったことだ。MSCのウェブサイトでは乗船48時間前までにこの作業を完了しておくことを推奨している。この様な場合には代理店に問い合わせて、クルーズ前にスムーズな手続完了を確認しよう。クルーズ会社によってはクルーズを購入できる代理店を地区ごとに定めている場合もあるようなので海外の旅行代理店をつかってクルーズを購入する場合はこのあたりも確認することをお勧めする。


マイアミで利用したホテル Extended Stay America
今回は日本からマイアミまでの航空券とマイアミからのクルーズは別々に手配した。日本からマイアミまではニューヨーク経由デルタ航空で出港日前日に到着するようフライトを確保。空港近くのホテルExtended Stay America Miami Airport Blue Lagoonを予約した。ニューヨークまでは14時間、ニューヨークからは3時間と長い旅路になることに加え、遅れ等が発生したときに乗船時間に間に合わないといったことを避けるためにも、できる限りクルーズ前日の前泊をお勧めする。

マイアミ到着・チェックイン
マイアミに着いたのは21:00頃でホテルに到着したのは21:30頃。今回はExtended Stay Americaというコンドミニアムを改装したようなタイプの空港近郊のホテルを使用。空港からはタクシーで15分程度。お腹は多少すいていたのだが、周りに何もないエリアだったので早々にベッドにもぐりこんで寝てしまった。車で移動するのであれば隣のブロックにちょっとしたモールがあったようだが、時間的にも外をうろうろするのはあまりお勧めできないので正解だったかもしれない。


Extended Stay Americaで提供された朝食
朝食付きとのことだったので、翌日ロビーに出てみるとマフィン数種類に薄いアメリカンコーヒーが提供されていた。日本の東横インなどのビジネスホテルのほうが朝食は充実しているが、値段も安いので仕方ない。コンドミニアムのようにくつろげることがウリのホテルなのでこれはこれで十分。帰りのマイアミでの滞在も1日ここを予約した。

翌日朝、vesseltracker.comを見ると我らが乗船予定のMSC Divinaは既にMiami港に入港着岸している。前後の岸壁にもクルーズ客船が順に並び巨大クルーズタウンを形成している。チェックインは15:00とのことだが、とりあえず港に行ってみることにした。


マイアミ港でのチェックイン風景
モダンで機能的なターミナル
港に到着すると、荷物のチェックインを行なう係の方がすぐに声をかけてくださり、あらかじめMSCから頂いていた荷物タグを見せるようにとのこと。今回チェックインするバッグは2個で荷物タグも2枚頂いているので、荷物とタグを係に渡し、この場で荷物のチェックインは終了。荷物引渡し証のようなものはもらわなかったのが不安だったが、荷物は夕刻私たちのキャビンに正しく届けられた。

その後、チェックインをするよう誘導され、ターミナルの2階へ。まずは空港と同様、携行品セキュリティーチェックのゲートをくぐってから、カウンターに並びチェックインを行なう。カウンターではパスポートチェックと写真を撮ってからクルーズカードをもらう。他のクルーズの場合と同様、これがクルーズ中の財布ともなりルームキーともなる。磁気カードなのでiPhoneのような電子機器とあまり近くにおいていると磁気が弱くなり動作しなくなるので注意。


Bayside Marketでは陽気な雰囲気が広がる
マイアミの街を散策
乗船開始は12:30頃から可能らしいが、まだマイアミの街を散策していなかったので、いったん港を出てマイアミの街を散策してくることにした。まずは歩いてBayside Marketへ。ここはラテンの雰囲気の漂うオープンなエリアでカリブ海の島々の様々な文化が交じり合い非常に興味深いマーケットだった。売られている小物類もセンスがよくなかなかいい。

我々はここでSouth Florida発祥というHootersレストランでChicken Wingsをオーダー、量も味付けも満足だったが、一緒にフレンチフライ(Curly Fries)を突然テーブルに襲来したカモメに横取りされたのが悔しい。ビールを飲みながら乗船前のゆったりとした時間をここで過ごした。荷物は既に預け入れられているので身軽で非常にいい。


搭乗口からいよいよMSC Divinaヘ
乗船
Bayside Marketを出てクルーズターミナルへ向かったのが15:00頃。午前中に比べ明らかに乗船客の列が長くなっている。私たちは既にチェックインを終えているので3階から乗船口へ。クルーズカードを見せるとここでもう一度荷物チェック。そして船内に入るとお決まりの写真タイムだ。Welcome Aboardというサインと一緒にこれから始まるクルーズに胸を躍らせながら写真撮影。その後私たちの12階の私たちのキャビンへ。エレベータで12階へ向かった。


バルコニー付きの快適なキャビン
キャビンに到着し、ドアを開けるとバルコニー付の広くて快適なお部屋が。これはこれは1週間の快適なクルーズを満喫できそうだ。キャビンは船体の後部でパブリックスペースへのアクセスは少し遠いが、歩けばいいだけの話なので問題なし。その後の船内散策で船体後方のデッキに一度出れば簡単に船体上部のお気に入りのビュッフェエリアにも簡単にアクセスできることがわかり、慣れればこの位置も非常に便利。逆に静かでとても快適な航海となった。

夕方、今回一緒にクルーズする友人夫婦と合流し、ブッフェ、そしてレストランへ。ブッフェでは24時間オープンではではないものの、基本的にに起床している時間中はずっとオープンしている。生ハム各種、ローストビーフ、ベーコン、パスタ、フルーツやケーキ各種などだ。アジア人の乗船客が少なかったからかライスやお粥の類はなかったがそれでも十分なメニューと量と質だ。クルーズ中は毎朝このビュッフェでお世話になることにした。ビュッフェで使われている陶器製の紺のMSCマグがかっこいい。とりわけこの船で焼いているというクロワッサンはとてもおいしかった。

そうこうしていると17:00、避難訓練(Emergency Drill)の時間になった。あらかじめ決められているラウンジへ指定の時刻に向かい係員の指示を待つ。このとき避難訓練集合場所ではクルーがクルーズカードを確認しすべての方の避難訓練が完了したかを確認しているのでクルーズカードを確実に携行しよう。(つづく)

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