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「フェリーおおさか」乗船レポート
写真・文:楠本 貴寿様

「フェリーおおさか」の姉妹船、「フェリーきょうと」  私は関西-北九州航路では、いつも阪九フェリーを選択しているのですが、これは船がどれも新しく大きいという点があるのかもしれません。そんな中、今回初めて同じ新門司から出発する名門大洋に乗船してみました。乗船したのは新門司発第1便で「フェリーおおさか」でした。配船体制は新門司・大阪南港とも第1便が「フェリーきょうと・ふくおか」、第2便が「フェリーおおさか・きたきゅうしゅう」に固定されているようです。

 新門司発着はもともと名門大洋だけだったため、名門大洋のターミナルは同じ新門司とは言っても、阪九フェリー・オーシャン東九フェリーのターミナルからは、相当離れた場所にあります。よってターミナルビルもいささか古く、地上から乗船口階まではエスカレーターもエレベーターもなく、大きな荷物を持つ身にとってはいささか辛いところでもあります。同じ関西-新門司航路で、阪九と名門大洋は便数も船の規模も圧倒的に阪九が強く、名門大洋は新しい「フェリーきょうと・きたきゅうしゅう」でも、古い「おおさか・ふくおか」と同じくらいの船体クラスですが、これはシェアの問題もあるかもしれませんが、新門司のバースの規模という構造的な制約があるようです。出港時には、新門司発着フェリーでは同社だけが、タグボートを使用しています。

 船内ですが、就航年のからみもあって船内はいささか古いですが、特に目立って悪い点はありません。私は2等に乗船しましたので、阪九との比較をしてみたいと思います。まず阪九では毛布は1枚30円での貸出となっていますが、名門ではマスごとに乗客数にあわせたセッティングをしており、2枚までは無料で置かれています。ただし、無料であるためか毛布の状態は、阪九よりも少し劣っているように感じました。ソフト面で親切なのは、名門は係員がセッティングしてある場所まで案内してくれて、指定してくれますので、空いているマスを求めて船内を右往左往するということがありません。阪九では案内はあったりなかったりで、いまいち一体感が欠けます。

 私は弁当持ち込みでしたので、食堂は使用していませんが、カフェテリア方式の一般的なタイプです。また、夜食としてそばなどを販売するワゴンが、案内カウンターの横に出るのは、名門の独自の施策です。案内カウンターには、乗船記念スタンプが置いてあり、自由に使用できますので、良い記念になることと思います。翌朝は、食堂での朝食ももちろんありますが、夜食と同じように朝はホットドッグを売る屋台が出されていました。

 私は名門が初めて、すなわち大阪南港のフェリーターミナルの利用も初めてだったわけですが、これは到着したバースによりけりなのかもしれませんが、この時使用されたバースはボーデイングブリッジがなく、なんと古典的なタラップで下船ということになりました。これにはいささかショックを受けましたし、タラップ自体も揺れたり不安定ですので、大きな荷物を持つ身にとっては、困ったところです。というか、これは大阪南港のターミナル自体の構造的な問題ですが、建物内でも不要・無意味な段差が多いことに加え、アクセスのニュートラムの駅も「フェリーターミナル」を名乗っている割には、改札階までは階段のみという有様で、本気でフェリーのアクセスを考えているのかという気になりました。大阪南港は共用ですので、なかなか改善がすすまないのかもしれませんが、大幅な利用者の側に立ったリニューアルが必要なのではないかと感じました。

ターミナルについていささか不満な点はあるものの、乗船中はいたって快適なものであったことは、一言付け加えておきたいと思います。

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