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「フェリーはやとも2」乗船レポート
写真・文:斎藤靖彦様

「おーしゃんのーす・さうす」は昨年就航した「カジュアルフェリー」と船会社が呼んでいる船です。この船は全室2等寝台室で定員148名です。レストランは無く、自販機での食事となり、乗船時に東京/北九州間で7食分、東京/徳島間で4食分のプリペイドカードをくれます(タダでもらえます)。船の装備やメニューについては以下に書いておきます。

風呂 リンスインシャンプー/ボディーソープ有。 オーシャン東九フェリー
船内では売っていません。
ターミナルの売店で購入し水筒に入れれば十分。
食事 自販のものでは飽きてしまう。下船時に2,3個しかたなく買っている人がたくさんいた。酒のつまみとしては、からあげチキンとハヤシライスのハヤシ(ビーフシチュー)は、まあok。ホットドックも朝はいけそう。
 他にチャーパン、ピラフ、やきそば、うどん、そば、たこやき、ピザ、カレーライス有。電子レンジの使用可能。水、茶、湯、有。ジュース、コーヒー、牛乳等の飲み物の自販も十分(缶ジュース110円と一般価格)。酒他 ビールはたしか350mmlで250円ぐらいでエコノミー価格だなあと思います。日本酒もワンカップ200円程度。あとピーナッツさきいか、カップ味噌汁の自販有。
売店 船内売店は、雑誌やポテトチップなどのお菓子、ハミガキ等の日用品程度。  
この船の利用者は東京/徳島間で利用する人が多く、私が乗船したときは殆ど徳島で下船していまい、徳島/北九州間は20人ぐらいしか乗客がおらず、乗務員の方が多いのでは?という感じだった。ガラガラである。もっとも高々北九州まで行くのに、二泊三日かけて行こう、という人も少ないかも?
 船内は「オーシャンホール」や「スカイルーム」といったくつろげる空間は結構ある。定員が少ないので、他の長距離フェリーに比べると船内は狭いですが、昨年就航した船だけあってきれいである。
 食事は確かに、飽きてしまう。タダで食事券をあげるから、二泊三日自販機のメシを食ってくれ!というすごい発想である。若者にはいいかもしれないが、お年寄りにはつらい船だと思います。
 航路は太平洋側を通り、徳島に寄り、再び太平洋に出てきて日向灘から北上し、四国と九州の間を通って、新門司港に着くコースである。ただし、台風など悪天候の時は徳島から瀬戸内海経由で行くこともあるらしい。
 乗務員の人と話をしたところ、航海中はブリッジで航海士2名で運転しているが、出・入港時は船長含めて3名で運転するとのこと。おもしろかったのは、徳島港を出航するときである。ちょっとした運河みたいになっているところへ頭から入り停泊する。「出るときどうするのか?」と思い、外で見ていたが、なんと!その場で180度回転して出ていくのである。当然運河みたいになっているので、大きなフェリーが回転すると、漁船などの通り道がふさがれる形になるので、ハジに寄って通っているのがおもしろおかしく思えた。内海のコースを通るせいか比較的、船の揺れは少ないと思います(特に日向灘から北九州へ行く夜は)。


このページの本文提供は当ページを閲覧してくださった斎藤靖彦さんによるものです。

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