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「れいんぼう らぶ」乗船レポート
記事および写真提供:斎藤靖彦様

「れいんぼうらぶ」  本当は東京/川崎からオーシャン東九フェリーかマリンエキスプレスで九州へ行きたかったのですが既に予約で一杯だったのと、一度航海した経験があったため違うルートと思い,直江津経由で博多行きを選びました。

直江津ftは小さく古いターミナルながらも,売店や食堂が充実している。
また室蘭行き,博多行き両方の乗船客が入り交じって結構賑やかであった。今回自分は2等寝台を取っていたので,1段ベッドの「れいんぼうべる」の方を期待したが,残念ながら「れいんぼう らぶ」だった。午後4時30頃,室蘭からの下り便「れいんぼう らぶ」が接岸。続けてしばらくして,博多からの上り便「れいんぼうべる」が接岸した。姉妹船が直角になる形で停泊している姿はなかなか壮観である。

近海郵船の旧s&bzと比べて全長で約10m,全幅で2m大きいこともあり,さぞかし中も広いのかな?と期待させる。

午後20時30分乗船開始されるが,一般車両とトレーラーの積み込み通路が一緒で且つ,室蘭行き,博多行きと交錯するので交通事故が起きるのでは?と思うくらい非常に危ない。また乗船するまでの車の移動指示の手際の悪さが目立った。東京ftでは考えられないほどである。

なんとか乗船し,指定された部屋へ行ってみると,なんと自分の番号のベッドが存在しない。同じ部屋のお客も「どうなってんだ」と乗務員に詰め寄る始末。結局,受付で乗船券を発行した際,部屋番号を間違えたらしい。なんとも,新しい船会社らしい(そうはいってももう4、5年は立つか?)。

さて,早速風呂に入った。まあなんと広い脱衣所とサウナ付きの浴室だ!と驚いた。こんなに風呂場を広くするんだったらもっと他にスペースを広くするところがあるのでは?と疑問に思いつつ,船内を散策する。フォワードサロンの部屋は閉め切られ中に入ることができない。夜だからかもしれないが,閉めることはないだろう。

ラウンジのある通路にいって一杯のみ始めたが,テーブルが5個とイスが各3個,カウンターテーブルがあるだけで非常に狭い。しかも午前0時なるとここも閉められてしまう。もう酒を飲む場所はエントランスホールぐらいしか無くなった!ちょうど外を見ると,能登半島の禄剛崎灯台の灯りが見えた。

「そういえば2年前にあの灯台に行ったなあ」と回想しつつうろうろ船内をうろつく。なんとまあ外観の大きさの割には通路の狭いこと!s&bzのようなあの広々としてゆったりとした空間が無いのが残念である。また2等寝台室は船の後ろのエンジンの上にあるので少しうるさかったが,v型エンジンのせいか振動はさほどでもない。エントランスホールよりも前方はほとんど振動はない。ちょうどエラスティックマウントされていたs&bzと同じだった。

翌日,天気が良くない。雨である。島根県の日御碕灯台は見えなかった。ミニバスケット場はあったが,雨で遊ぶことができない。しかし,海はベタ凪で白波一つ立っていなかったので船はほとんど揺れなかった。

でも,隠岐の島は見えた。現在の航海速力表示を見ると25ノットで航行している。結構早い船である。そのうち雨があがり,少し空が明るくなってきた。

博多湾に入ると,まず,志賀島の脇を通り,小さな船を避けながら博多港に接岸した。今回「れいんぼう らぶ」の総感であるが,全体的に狭苦しいとは行かないまでも,広々とゆったりできるところがもう少し欲しい。ただ誉められるのは風呂場だけである。というところで,今度,夏には「れいんぼう べる」に乗る予定です。

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