さて、当日は、なぜか無人搬送のトレーラーが多数載っており、一般車両はキャンセル待ちが出るほどの満杯状態でした。そのため、車両積み込みに時間がかかり、5分ほど出港が遅れたようです。
このフェリーは、航海中はその高速性ゆえ風が強く、デッキに出ることはできません。出港時と入港時のしばらくしか、出れないのが残念です。
車両甲板からエントランスロビーまでは、階段です。エレベーターもありますが、通常は使っていないようです。今回も寝台は、エンジンの音、振動が少ないもっとも前(フォワード側)にしました。「フェリーあざれあ」「フェリーしらかば」のように「すずらん」も防振ゴムの上にエンジンを設置して、振動を大幅に減らすことはできなかったのでしょうか?そうすれば、もっと快適なのに・・・
今日の乗客は定員の2/3程度で、思ったより多くいました。この敦賀航路は、関西、中京からの乗客がもっとも多いようです。エントランスロビーは、3層吹き抜けとなっており、まるでちょっとしたホテルのロビーの様です。壁面には、芸術的な7色のレリーフが飾られていたり、絵画のようなオブジェが飾られています。
3階に登るともスイートルーム、特等船室、ビデオシアターがあります。ただし、ビデオシアターの質はavマニアの端くれの僕から見ても、低レベルとしかいえません。
- 液晶プロジェクターを使用しているのは、いいとして設置位置が適正でないため、あおりが出ている。つまり画面が台形になっている。
- 液晶プロジェクターの質も低く、ほっとスポットが激しい。センター部が明るく、周囲が暗い。
- 担当者も画面に無関心で、トラッキングがずれて盛大に画面にノイズが出ているのに、調整もしない。 以上の理由からです。どうせ設置するなら、きちんとしてやってほしいです。
フォワードサロンは、「ニューしらゆり」と同様に前方の窓が目潰しされていて、まったくいる気がしません。残念です。レストランは、「ニューしらゆり」と同様に、カフェテリア方式です。今回は、到着が20時30分ということで、朝、昼、夕食の3回利用した。それにしても、やはり高いです。昼に食べたラーメンは 580円でした。旭川で食べたおいしいラーメンより高かった。・・・・ま、しかたがないか・・・
すいせんの航路は、比較的沖合いを通るため、携帯電話は使えません。(船舶電話は衛星を利用しています)また、僚船である「すいせん」とのすれ違いは、だいたい9時40分前後となるので、見たい人は9時30分頃から右舷側で準備して待っていた方がいいです。何しろ、相対速度が110km程度もあるので、見えたと思ったら、あっという間にすれ違ってしまいます。今回も一応「ただいまからすれ違う」との船内放送がありましたが、多くの人が見逃して残念がっていました。 そして、20時20分予定より若干早く敦賀港に入港しました。帰りは、波も穏やかで、ほとんど揺れを感じることなく快適な、クルージングを満喫することができました。
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