今回、昨年就航した東日本フェリーの「ばるな」に乗船できたので、簡単ではありますがレポート致します。
今年の渡道のコースは、東日本フェリー(直江津航路)を利用したするこことした。
その理由は、ちょうど出発曜日が金曜日となり、昨年11月に就航したばかりの「ばるな」に乗船できるからである。(もちろん一番安いコースでもあるが)
福井を出発したのは、19:30頃。「ばるな」の出港時間は、23:55である。
福井から直江津までは約300km(高速利用で約3時間の距離である。)本当は、もっと早く出発して、下道(r8)を走って高速代を浮かしたかったのだか、ちょっと野暮用が入ってしまい。遅くなってしまった。
ターミナルに着いたのは、22:30頃。手続きを済ませて、写真を撮っていると、係員に乗船を促されてしまった。
東日本フェリーの場合、ランプが、3層ある車両甲板の内、中層にしかないので、乗船や下船にかなり時間を要してしまう。この点新日本海フェリーに乗った事がある方は、判ると思うが、上層へ直接乗り入れられる様になっているので、非常にスムーズである。
さて、船内に入ると、さすがに就航してまだ1年未満と言う事もあり、きれいである。
東日本フェリーの場合、2等寝台の指定席も、乗船手続き時ターミナルの方で行っている。
(新日本海フェリーの場合は、乗船してから場所の指定を受ける)
車両甲板からエントランスロビー(第dデッキ)へは、エレベーターや階段を利用して登る。
エントランスは、中央に螺旋階段が配置されている、このクラスの三菱重工のフェリーの一般的なレイアウトと思われる。
私の予約した2等寝台は、螺旋階段を2階(第eデッキ)にあがったフォワード側、の特等船室に挟まれた船体中央に配置されている。(もちろん窓はない)
さて、本題に戻って友荷物を置いて、いつもの通り出港風景を見に甲板に上がる。出港はほぼ定刻通り。10月後半の深夜ともなると、寒くやはり甲板に長くはいられない。
部屋に一旦戻って船内の散策である。
まず、2等寝台である。
2段ベッドが4セット向かい合わせに配置された8人の区切りが4部屋の合計32ベッドである。区切りはアコーデオンカーテンだけであるが、2等寝台の区域そのものに扉がある為、不用意に2等寝台以外の人が入り難いようになっているのは、安全、防犯上好ましいと思う。
また、場所が、エンジンから離れている事もあり、振動や騒音もとても少なく、とても快適である。
新日本海フェリーの「しらゆり」乗船時等は、他のベッドの人の動き等は、騒音、振動にかき消されて気にならなかったが、この「ばるな」は、ちょっとした音も聞こえるくらいの静かである。2等や,2等寝台等は、かえってある程度、騒音が有った方が気を遣わなくて良いのかもしれない。(贅沢か?)
1階のエントランスロビーの隣には、売店,コインロッカーがある。アウトサイドには1等船室,インサイド側は2等和室となっており、船尾はドライバーズルームとなっている。また、エントランスロビーには、あちらこちらにソファが配置され、tv等を見ることができる。
2階にあがると、アウトサイドに特等船室,フォワード側のインサイドに前述の2等寝台、後部には、マリンシアター,ゲームセンター,麻雀ルーム、ロビーがある。ここのロビーは、左右に別れており、片側は禁煙席となっている。tvと自動販売機がおかれ、風呂上がりに一服といった感じ。
ロビーの後方には、展望大浴場となっている。浴槽は3つ(横から噴射のジェットバス,底からエアーが吹き出るジャグジー,水風呂)萎びた温泉旅館以上の設備である。
3階(fデッキ)は、レストランがあり、レストランの右舷側はプロムナードデッキとなっている。
レストランは、入り口の食券発売機で食券を買ってから、自由に席に就き、ウエイトレスが料理を運んできてくれる方式である。価格は、そんなに高くもないし味も悪くないが、2食(朝,昼)ともガラガラであった。おかげで2食とも景色の良い窓際に席が取れたが・・
ここまでは、よかったのだか、不満もある。そればフォワードサロンが無い事。東日本フェリーの同型船の「はあきゆり」や「へるめす」も無いそうであるが、「れいんぼう」姉妹にはちゃんとあったので、やはりコストか?残念である。
今回もマリンシアターで映画を鑑賞した。が…なんと映画が始まっているのに、スクリーン前にはカーテンが閉まったまま・・いつまでたっても開かないので、私が自分で手で開けました(^^)。
又、個人的な意見であるが、マリンシアターで上映された映画は、どちらかというとシリアス物であった。実は、ロビー等におかれているtvでも船内放送で映画を常時流していたのだか、そちらの方は、sf,サスペンス、アクション映画が多く、どちらかといえば、このような大音響で見る映画をマリンシアターの方で放映した方が良いのではないかと思う。
さて、今回は波も穏やかであったため、ほとんど揺れを感じなく快適なクルージングが楽しめた。また、岩内港へ付く頃には本当にきれいな夕日が見られ、乗客が甲板に出て、写真を撮り捲っていました。実は、岩内港に入るため東へ転進する頃に、はるか後方ですが船影が見えます。特徴的なファンネルの形状が、確認出来ます。この船は、敦賀~小樽に向かっている。「すいせん」又は「すずらん」です。
また、岩内フェリーターミナルが、立派になっていたのにはびっくり。また、乗りたいと思っていましたが、何と廃航路となってしまうらしい。やはり、3便/週という隔日運行は、運送業者としては利用し難いのでしょうか?「ばるな」の今後が気になるところです。
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