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伝統の豪華さは引き継がれて・・・
写真・文:idyllicocean

松山港に入港する「ほわいとさんぽう2」  瀬戸内海で最も豪華なクルーズフェリーと呼ばれてきた「ほわいとさんぽう2」は1997年10月、元のオーナー、三宝海運から愛媛阪神フェリーの傘下に移籍した。移籍当初、船内のサービスや、旅客重視のコンセプトが変わるのではないかと、ファンの間では心配されたが、愛媛阪神フェリーに移籍した1999年現在も、本船自慢の豊かな旅客サービスは続けられているようだ。

本船航路は航路長286キロで、長距離フェリー(300キロ以上)の部類に入らないため、クルーズ専門誌や、船旅情報誌などに掲載される機会も少なく、本船の素晴らしい旅客設備に関する情報も知らない人が多いのではないだろうか。

下関市の楠本様から、愛媛阪神フェリーに移籍した同船の写真を提供いただいたので、本船内部の充実度を少し紹介したいと思う。

松山港の「ほわいとさんぽう2」 船体に描かれた大きな鳥の塗装が映える本船は、船体デザインもクルーズ客船を思わせる美しいフォルムを持っている。船高が非常に高いため、相当広角のレンズでない限り、岸壁から船体全体の写真を撮ることは難しい。(写真右)旅客層は基本的に2層で、船体中央部および船体後部には送迎デッキも設置されている。デッキは人工芝敷で、デッキチェアも設置されている。多島海、瀬戸内海の美しい風景を楽しみながらデイクルーズが楽しめる松山から神戸への日中航海がお勧め。三宝海運時代には、夏期、後部甲板にてビアガーデンがオープン、移りゆく瀬戸の景色を見ながら一杯を楽しむことができたが愛媛阪神フェリーに移籍した後はこのサービスは廃止されているようだ。

写真は松山観光港

「ほわいとさんぽう2」-フォワードサロン 「ほわいとさんぽう2」-フォワードサロン 大きな窓を持ち、ひときわ開放的な2層のフォワードサロンは本船おすすめのポイント。基本的に24時間オープンしており、夜間であってもブリッジと同じ眺望を楽しむことができる。、(光害への配慮として、夜間の照明は抑えられている)ここへの通路は、特等・1等通路の奥から続いており、あまり目立たないため、人影もまばらで、静かな瀬戸内のクルーズを堪能することができる。
「ほわいとさんぽう2」-インフォメーション 「ほわいとさんぽう2」-エントランスシャンデリア 船内を照らすシャンデリア風の照明はシティホテルのロビーをも思い出させ、壁には瀬戸内航路にふさわしく日本古来の鳥や木などのデザインが施されている。(左)

インフォメーションカウンターは大理石張りで精錬された美しさ。(右)

「ほわいとさんぽう2」-エントランスラウンジ 「ほわいとさんぽう2」-ラウンジ 船内にはたくさんのくつろぎのスペースが提供されており、ロビーやラウンジ、サロンは船内至る所に設置されており、くつろぎの船旅を楽しむことができる。
船内のあちこちに、美しい日本の景色を描いたデザインが施されている。

三宝海運時代には「レストラン」、割烹「たちばな」、スナック「ナビオ」などがそれぞれ独立した作りになっており、洋食、和食、軽食のメニューの中からチョイスすすることができた。売店では幕の内弁当系の弁当も販売されていた。

「ほわいとさんぽう2」-自販機コーナ スナック「ナビオ」は、自動販売機コーナーになっているが、ソファー、テーブル・天井や床のデザインはそのまま使用されているため、今でも、くつろぎの時間を楽しむことができる。


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