オーストラリアのIncat Tasmania Pte. Ltd社によって建造された双胴型の大型高速フェリー。同社の112m級ウェーブ・ピアーサー 2 番船で船体番号は065。ナッチャンReraとともに当初は東日本フェリーの青森 - 函館航路に就航し，夏季1時間45分，冬季2時間15分，深夜便2時間30分で結んだ。船体には，2007年11月に「パレード」をテーマとして児童より公募したイラスト538点の中から選ばれた恐竜や海の生物など18作品が描かれている。車両運搬能力は普通自動車350台，または普通自動車195台+トラック33台。航海速力は約36ノット(満載時)。最大搭乗人員は1,746名。

就航式は同年5月2日に青森市の青森高速船ターミナルで行われ，本船の就航に合わせて青森港では新しいターミナルビルの使用が開始された。しかし同年8月4 日，東日本フェリーは原油高にともなう燃料高騰を理由として，運賃の3割値上げと秋・冬季の減便を発表した。さらに同年9月8日，燃料高騰の影響により同年11月末をもって，2隻の高速フェリーは同年11月1日から運航を休止した。

その後しばらくの間，青森・函館の両港に係船されていたが2009年3月，函館開港150周年記念事業のPRのために，同じく開港150周年を迎える横浜港の大さん橋で展示された。また，東日本フェリーから青函航路を承継した道南自動車フェリー（現・津軽海峡フェリー）により2009年7月18日から9月30日までの期間限定で青森港 - 函館港の間にも就航。（地元漁協に配慮し減速して運航したため，両港間の所要時間は2時間45分として運行）さらに，2010年も7月17日から10月31日までの期間限定で運航した。2011年3月11日に発生した東に本題震災では救援物資の運搬にも活躍した。加えて津軽海峡フェリーは，同船を2011年7月29日〜8月18日までの21日間夏季限定で運航する旨，発表した。

• 津軽海峡フェリー

2016年，特別目的会社として設立された高速マリントランスポート株式会社に移籍，多目的船として使用される。2018年，Natchan Worldの特別ウェブサイトが開設。

• 防衛省有事輸送，民間の２隻確保　船員予備自衛官化
• ナッチャンworld 特設サイト

She was built as a second 112meter class large catamaran ferry following Natchan Rera for service between Aomori and Hakodate route. She is capable of carrying 350 cars or 195 cars and 33 trucks. Passenger capacity is 1,746.

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