写真・文:idyllicocean
「日本カーフェリー」メモリアル
ファンネルマーク
1964年(昭和39年)8月18日、資本金25億円にて設立。主要株主は三井観光開発、三井物産、日本鋼管、新日本製鐵、日本石油、出光興産など。内航海運業の北星海運が設立した企業で、川崎と木更津を結ぶ近距離フェリーから、関東・関西と宮崎を結ぶ長距離フェリーに業務を拡大。ところが当初より旅客・乗用車を重視した豪華なカーフェリーを多数建造した為に早期から需要と実情が合わなかった為に経営が悪化。1990年12月に日本カーフェリーは解散。
シーコムフェリー
途中出資者は観光施設運営の三井観光開発に変わったが、その後融資元の日本長期信用銀行が介入してシーコムが経営権を買収。バブル期にリゾート開発で名を馳せたイ・アイ・イ・インターナショナル(2000年に倒産)と、 当時同社傘下の企業となっていた海運会社シーコム(2007年4月12日、破産手続開始)の共同出資で設立されたシーコムフェリーに事業譲渡された。
マリンエキスプレス
その後出資2社のバブル崩壊による経営不振で2社の融資元である日本長期信用銀行が介入し、1992年10月に2社との関係を解消しマリンエキスプレスに社名変更された。1997年には東京湾アクアライン開通により木更津航路を廃止。その後2004年8月には原油価格高騰などの煽りを受け業績が悪化、分社化を実施し宮崎カーフェリーを設立。経営が悪化していた京浜航路はマリンエキスプレス、大阪・貝塚航路は宮崎カーフェリーの運航となった。マリンエキスプレスについては2005年6月の川崎港発の宮崎港行き(京浜航路)の最終航海をもって自社運航していた航路は全て休止、2005年12月には、マリンエキスプレスの所有していた資産の売却、譲渡が始まり、特別清算が開始されている。なお分社化された宮崎カーフェリーの事業は引き続き行われている。
なお、こちらのコーナーで紹介しておりますパンフレット類は当時の営業情報であり、現在の時刻・料金、船舶に関する現在における営業形態とは大きく異なりますので、くれぐれもお間違いのないようご注意ください。なお下記のパンフレット紹介について問題がございましたら、削除・訂正しますので管理人までご連絡ください。
日本カーフェリー、マリンエキスプレスパンフレット nihon car ferry / marine express pamphlets |
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日本カーフェリー時代の川崎・日向航路のパンフレット | マリンエキスプレス時代の川崎・木更津航路のパンフレット | マリンエキスプレス時代の大阪・宮崎航路のパンフレット | マリンエキスプレス時代の神戸・日向航路のパンフレット | マリンエキスプレス時代の川崎・日向航路のパンフレット |
1987年12月発行 | 1993年6月発行 | 1992年発行 | 1992年発行 | 1992年発行 |
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マリンエキスプレス時代の川崎・宮崎・日向航路パンフレット | ||||
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