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ANEK LINES PREVELIS (旧フェリーおれんじ2)に乗船しました [乗船記] [pid: #333]

サントリーニ島のThiraからアテネ近郊のPiraeusまでANEK LINESのPrevelis(旧四国開発フェリー フェリーおれんじ2)に乗船する機会があったので、船内の様子をレポートします。

当日はThira, Santoriniを22:30出航の予定でしたが、PrevelisがRhodesからエーゲ海の島々を順に寄港しながらThiraに到着したのは22:20頃とかなりぎりぎり。Thira港内に到着すると180度回頭しバックでThira港に着岸しました。

by idyllicocean
2016-10-16 18:29:45 (aid: #524)

フェリーの到着を待つことができるよう非常に小さな待合所が岸壁横に設けられており、ここから乗船の準備ができるまで待つことができます。ただし乗船前にはANEK LINEの小さなオフィスによって予約表と乗船券を交換してもらう必要があります。これを怠ったため、船内の改札にて再度オフィスに行って手続きをしてくるようにといわれている方がかなりいらっしゃいました。

by idyllicocean
2016-12-05 00:13:45 (aid: #548)

船内には船尾のカーランプから乗船、大きめの荷物などはカーデッキの荷物スペースにおいておくことができます。今回私たちの荷物は少なかったのでそのまま船内に持ち込みました。荷物室に荷物を置くとなると荷物受け渡し票等があるわけではないので少し不安です。

by idyllicocean
2016-12-05 00:04:40 (aid: #547)

カーデッキから乗船後エスカレーターを使って旅客スペースに移動します。席なしだと睡眠場所確保が大変ですね。乗船の際はキャビン付きをお勧めします。

船内のエスカレータ、階段を上がるとスタッフが歓迎してくださり、DECK 5のInformationにてキャビンの割り当てを受けるよう案内されました。キャビン付きで乗船するとこのInformationでキャビンの指定を受けます。赤い絨毯が敷き詰められており、快適な空間になっています。私たちの割り当てられたキャビンは写真右手前側の通路を入ったところにありました。

インフォメーション前の通路を曲がると、このようにキャビンが並んでいます。右側のキャビンは海の見えるOutside Cabin、左側のキャビンはInside Cabinになります。今回は夜間航海でしたのでInsideを選びました。

今回案内されたインサイドキャビンがこちらです。小さめのシングルベッドが二台配置されており、中央にちょっとした台があります。今では全くみかけなくなった昭和の雰囲気を漂わせている電話が中央に置かれています。写真後方にはシャワー・トイレも完備されていました。確認はしませんでしたが壁からさらにベッドをおろし4人用のキャビンとすることもできるようです。

船内の客室スペースはDeck 5-7に配置されていて、日本に就航していた時より旅客スペースが充実している印象。かなり広いスペースがラウンジやバーとして開放されています。欧州には2等和室といった考え方がないため、最も安いカテゴリは「席なし」となります。「席なし」の乗客はこのようなラウンジや外甲板などで到着までひたすら時間を潰すことになります。そして次のカテゴリが指定席のシートでこちらはシートのグレードによりクラスが分かれています。一晩を座席で過ごすのはこりごりなので、次のカテゴリであるInside Cabinを予約していたのでした。この上のグレードはOutside cabin、スイートと続きます。船内ではラウンジ、バー、レストランなども営業しておりました。

夜のサントリー二を出港し暗黒のエーゲ海をピレウスに向けて航海を続けます。さすがに古い船なのでよく見ると各所に時代を感じることができますが、よくメンテナンスされているようで古さはそれほど目立ちません。ふかふかのカーペットが敷かれているので船内はかなり落ち着いた雰囲気になっています。乗船時間がかなり夜遅かったので使用しませんでしたがラウンジエリアにもかなりの方がスーツケースをもって時間を過ごしておられました。

Distinguished Classのチケットを持っておられる船客は、少し落ち着いた広々としたバーも設けられているラウンジを使用することができます。

船尾スペースにはスイミングプールも備えられており、日中の航海の場合はこちらを使用することができるようです。Prevelis の航路はエーゲ海の島々を順に寄港しながらRhodosまで行くため、日中の島々を見ながらのクルージングは快適なことと思います。もっともこの航路にはBlue Star Ferriesの新鋭船も就航しているので、日中の乗船であればこちらを使用するのもおすすめです。

乗船時のPrevelisのタイムテーブルをここに貼っておきます。乗船時はSantorini 22:30発、Milos経由Piraeusまで利用しました。

翌朝、船尾のデッキスペースに出てみました。プラスチック製のテーブルでしたが開放的な海風を楽しむことができました。乗船時はピレウス到着が8:30頃だったので太陽が出ている間のの航海も少し楽しむことができました。

ピレウス港内で迎えた朝日です。美しい太陽の光が船体に反射してとてもきれいな朝でした。乗船客も少しずつ外に出てきて美しい朝日を眺めていました。ピレウス港にはクルーズ客船やたくさんのフェリーが集う活気ある港のなので、それらの船たちを眺めながら、ピレウス港の一番奥まで進んでいきます。

by idyllicocean
2016-12-04 23:40:28 (aid: #546)

ピレウスに到着するまでの数時間、美しい朝日の煌めくエーゲ海をクルーズ。太陽と水の織りなす芸術に溜息が出るほど美しさです。このような光景が見れることが船旅の醍醐味かもしれません。

朝日を浴びるPrevelisのファンネルです。ピレウス港内へと少しずつ進んでいきます。オレンジフェリー時代は橙色に塗られていましたがアネックラインカラーの方が似合ってますね。力強いディーゼルの匂いが頼もしかったです。

ピレウス港外に到達し最初に見かけたクルーズ船はCelebrity Reflectionでした。数日前にSantoriniでも見かけた船ですが、ピレウスでまたお見掛けしました。この後、Norwegian Spirit, Celestyal Olympia, Celestyal Neferi、旧「さんふらわあつくば」ことElyosなど数多くのクルーズ客船、フェリーを横に見ながら、ピレウス港最奥部のANEK LINESの桟橋に着岸しました。ピレウス港内で見かけた数多くの船たちの写真はクルーズシップ写真コーナーにて確認できますのでもしよろしければご覧ください。

ピレウスに到着したPrevelis。ANEK LINESのたくさんのフェリーと並んでPiraeus駅に非常に近い桟橋に着岸しました。2隻隣には旧「さんふらわあつくば」ことElyosが着岸しています。ここピレウスからは、ミコノス島、ロードス島、サントリーニ島、クレタ島などエーゲ海の様々な島々への航路が発着しています。私たちは約10時間の快適な船旅をあとに次の目的地に向かいました。