idyllicocean

Your cruise ship portal

海と船の情報ポータル
ログインしていません。You are not logged in.
ログイン (Sign in) 登録 (Register) マイル (N. Miles)
クルーズシップ検索


idyllicocean OCEAN BLOG

検索 (Words):
記事表示順序 (Sort Order):
トピックのカテゴリを選べます


MSC Bellissima 横浜⇒沖縄クルーズに乗船しました [乗船記] [pid: #427]

2024年1月7日から1月13日にかけて,横浜から台湾・沖縄へのリポジショニング・クルーズに乗船しました。横浜(2200)⇒基隆(1/10 1300 /1/11 1800)⇒石垣(1/12 0700/1700)⇒那覇(1/13 0700)に乗船しました。前航はJTBのチャーターによって催行された横浜・グアムクルーズで大阪⇒グアム⇒サイパン⇒横浜で,乗船口の案内板にPrevious Port: Saipanとなっていたのが印象的でした。今回のリポジショニング・クルーズを最後に冬期の間は沖縄・台湾をベースにクルーズを行うことになります。暫くの間,横浜港にほぼ10日毎に定期的に寄港していたベリッシマも暫く関東からはお別れになります。また次回関東に戻ってくる際は,新しくなった東京港にもしばしば寄港することが計画されているようです。

今回もCruise.comで乗船券を手配,あらかじめWeb Check inを行うことが求められているため,MSCのウェブサイトの指示に従ってcheck inを行います。乗船日の1カ月前になるとWeb Check Inが可能になるようです。Web Check inを行うには,Booking Numberと乗船券の購入時に登録した名前(パスポートに登録されているLast NameとFirst Name)とでログイン後,Web Check inの項目からチェックインの手続きを行います。チェックインの際には,パスポート写真の容量で顔写真を登録する必要があります。また,Cruise.comは北米の代理店なので,Web Checkinを行っても自動的にCruise ticetは送られてきませんでした。その晩,Cruise.comに電話し,予約を行いチェックインを済ませて確認した後,Cruise.comからすぐに登録しているmail addressにCruise Ticketが送られてきました。この辺りは日本の代理店を使用しているともっとスムーズだったかもしれませんね。MSCからダイレクトで購入することもできるようなので,次回は試してみたいと思います。

あらかじめ,Cruise Ticketで案内された乗船時間は1800-1900でしたが,すこし余裕をもって横浜港大黒ふ頭に向かいました。大黒ふ頭は不便な場所にあるので,公共交通機関で来るのは少し大変かもしれません。最寄り駅は京浜急行の生麦駅になりますが,ほとんどタクシーが停まっていないのでお勧めできません。桜木町駅や,元町・中華街駅,鶴見駅あたりからタクシーを使用することをお勧めします。鶴見駅からは横浜市営バス17系統が大黒ふ頭方向へ1時間に1本程度運行されています。

大黒ふ頭に到着すると,巨大なベリッシマが輝いていました。最近のクルーズ船にみられる特徴のとおり,ほとんどの海側客室はバルコニー付客室になっており,窓のみの部屋はほんの一部となっています。

乗船チケットに,チェックインの時刻が印字されており,ほとんどの方がこの時刻に来ておられるようだったので,乗船は全く並ぶこともなく至ってスムーズでした。後から聞くと,かなり前から乗船は可能だったようです。

乗船するとMSC自慢の美しいスワロフスキー階段に出迎えられます。スワロフスキーの階段の裏側にはメタルのオブジェとピアノが配置されています。クルーズ中,たびたび,ピアノとシンガーのセッションがロビーを含む船内の至るとことで行われていました。

荷物をキャビンにおいてから,まずはビュッフェに向かい,夕食となりました。総ガラス張りの美しいビュッフェで,窓からは横浜港のパノラマを見渡すことができます。

ビュッフェの食材も船上で仕込まれているチーズをはじめ,ローストビーフ,ポーク,パスタ,チキン,ピザなどあらゆる食材が贅沢に並べられています。ハム類では,ローストビーフ,ターキースライス,ハム,チーズ,オリーブなどが,パンやマフィン,クロワッサンやデニッシュなども豊富に取り揃えられていました。全ての食材を少しずつ食べるだけでも簡単に相当の量になります。

また,日本発着クルーズということで,納豆や白米,お茶漬け,みそ汁なども準備されていました。まずは乗船記念にビールを一杯いただきました。

MSC Bellissimaの,メインストリートには総面積480㎡、長さ80メートルにも及ぶ超巨大な「LEDビジョン」設置されています。これはMSC Meravigliaクラスの客船に設けられたユニークな施設で,巨大なLEDビジョンに四季の風景や季節の映像をはじめ,日の出,夕日,星空などの様々な映像が映し出されます。毎晩行われるドームショーではこのビジョンを使いいろいろなテーマでパーティーが繰り広げられます。LEDの映像により,船内にいながら屋外にいるかのような錯覚を覚えるエリアです。

このストリートの両側は2層吹き抜けのショッピングゾーンで,ジュエリー,衣類,チョコレート,雑貨,写真,MSCグッズなどのショップが並んでいます。ショップに加えてメキシカン,日本食,ステーキ,そしてイタリアン・ジェラートなどのスペシャリティー・レストランなどもこのメインストリートの上層部に配置されています。

このメインストリートは船首部分に設けられているLondon Theaterに隣接しています。毎晩のショーが終わると,,このメインストリートが,パーティー会場に様変わりし,ストリート全体で大音量の音楽が流されダンスが繰り広げられます。

このストリートには2層吹き抜けになったメインスリートには『歩道橋』のような通路が設けられていて,左舷側,右舷側等を吹き抜けの上層部で行き来できるようになっています。夜のパーティー時にはスタッフがここに配置されて,キャプテンやオフィサー紹介が行われたり,マジックなどが披露されたりします。(夜のパーティー時はかなり大音量なので人混みの苦手な人は夜にここに来ることはお勧めしません。)

Bellissimaの一般開放フロアは,MSC Cruisesの客船の名前の愛称が付けられていて,Deck 5から,Lirica, Opera, Musica, Fantasia, Meraviglia, Seaside, Seaside Evo, Bellissima, Grandiosa, Magnigica, World Class, Preziosa, Seaview, Divina, Splendidaまで,15層。最上階はDeck 19だが,Deck 17は存在しない。船首側のエレベータホールには,それぞれのフロアの名前がとられた客船の模型がおかれていてこれがかなり本格的。各フロアには,歴代のMSCクルーズの客船のポスターや写真が飾られているので,船感が強く打ち出さされた船内レイアウトになっている。