乗船記
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東京九州フェリー「はまゆう」に乗船された方から、レビューとスナップショットを頂きましたので紹介させていただきます。 ご存知の通り、「はまゆう」は横須賀と新門司港を結ぶ長距離フェリーで2021年7月1日より就航しています。28ノットを超えるスピードで太平洋を駆け抜け、両港を21時間で結ぶスケジュールで日曜日を除く毎日出港と非常に利用しやすいダイヤです。専ら主な収入源は宅配便などの貨物需要とのことですが、新日本海フェリー系列らしく、大型で旅客設備も非常に充実した立派なフェリーが2隻この航路に就航しています。
横須賀港はフェリーターミナルが建設されてはいるものの、フェリーが入港していないときは、国際航路に就航する自動車専用船やマグロ船なども入港する時間帯別貨物旅客共有港となっています。SOLASに基づく国際港湾施設となっているため、立入禁止区域なども多くゲートやフェンスなどが多数設置されており、他の港のように船に直接近づきにくい構造になっています。 横須賀港フェリーターミナル待合室には大型TVによる出港案内が表示されています。乗船開始は2300となっておりタイトです。
横須賀フェリーターミナルには「はまゆう」の1/100模型が展示されています。垂直ステムを特徴とした船首、前方に直線的積み上げられた船首のキャビンのデザインは、個人的に少し残念ですが、ファンネルのフォルムはよくデザインされていると思います。 全体的にキャビンが前方に寄っており、船体後部ががらんとしているのが寂しいですが、貨物主体の航路であり旅客需要がそれほど高くないので仕方ないですね。船首部に2部屋のみあるバルコニー付きキャビンが本来はもう少したくさん設置されているとバランスがよかったのですが。この航路が成功することがまずは優先。この辺りは次回の新造船には期待したいところです。このあたりは新日本海フェリーの新造船の方がバランスの取れたフォルムをしています。
大きなテレビとシースルエレベーターを中心としたエントランスロビーには、3層吹き抜けになっています。ベージュのソファーが半円状に配置され、レストラン、売店、インフォメーションなどに簡単にアクセスできるように鉢されています。木目調を基調とした船内には各所にグリーンも配置され目にもやさしいインテリアです。
旅客居住層は3層。船体の模型を見る限りでは客室が小さく感じられてしまうものの、本船の全長が220M越えと通常のフェリーより20Mほど長い大型船であることを考えると、客室スペースが狭苦しいほどまでに旅客設備を削っているわけではないようです。 太平洋側に就航するフェリーとして初めて露天風呂を備え、洋上での温泉タイムを楽しむことができます。就航当初は感染症流行のの影響でサウナの営業が見合わせられていましたが、年末からは営業開始するようです。新日本海フェリーのフリートと比べると小さめですが施設としては十分楽しむことができるでしょう。
キャビンはバンクベッドであるとはいえ、上下互い違いに設けられた出入口の関係で、ある程度のプライバシーの保たれるツーリストAから、実質的に一人用個室となるツーリストS、窓付きのステートルームと、ベランダ付きのデラックスルームと、大きく4つのカテゴリーからチョイスできます。このうち、ステートルームにはウィズペットルームも完備しており、ペットと一緒に旅行を楽しむことも可能です。 通常期であれば、横須賀-新門司間のツーリストAが12,000円、ツーリストSが18,000円と割安なのも嬉しいところです。とはいえ、ツーリストSは実際には6-8人部屋で、1人用区画がドアで区切られた形で提供されているため防音性は高くなく、隣室の声が聞こえてしまうとの声もあります。ステートルームやデラックスルームになるとそれなりに値が張るので目的に応じて使い分けたいところです。 ほぼ同じ航路を二晩かけてに就航するオーシャン東九フェリーの場合、ツーリストAに相当するランクでも18,800円するので、単純な一人旅であれば東京九州フェリーの方が割安。とはいえ、オーシャン東九フェリーの場合、22,800円で窓付きの2人用個室を占有できてしまうので単純比較が難しいところでもあります。
23時55分、1日が終わり街がほぼ静まり返った時刻に、「はまゆう」は静かに横須賀港の岸壁を離れます。夜の出港は船や埠頭の照明が水面に反射して美しく何度見ていても飽きません。横須賀港は、東京湾口に近く航路制限がしばしばかかる東京湾を奥深くまで入っていく必要がないため、物流の担い手であり、定時性、高速性が求められている長距離フェリーにとっては理想的な発着港です。
就航当初は、かつて大分行きのフェリーが就航していた久里浜港から発着するものと思われていましたが、久里浜港内が狭く220Mもの大型船が定期的に着岸するのは難しいとのことから、横須賀港に就航することになりました。先に記した通り、横須賀港はSOLAS港湾であるため時間帯毎の運用が必要になります。また住宅や救急医療施設に近接したりしているために騒音や安全確保など課題もあります。さらには横須賀市内への道路アクセスが混雑し渋滞しがちだという指摘もあります。 とはいえ、電車の駅から徒歩でアクセスでき、さまざまな観光施設にもほど近い場所に位置しているため、横須賀港は関東圏で最もアクセスしやすい港であることは間違いありません。また横須賀し中心部と横浜横須賀道路を結ぶアクセス道路である本町山中有料道路の通行料金が、東京九州フェリーの就航と同時の2021年7月から無料になるなど、追い風の要素も多いので、東京九州フェリーにはぜひこの新しい太平洋の大動脈を成功させていただきたいものです。
翌朝、船尾から現れる朝日に迎えられながら、船は紀伊半島沖の太平洋を28ノット(時速50km)で西走しています。東京港を2200に出港してきた伊豆七島航路の「さるびあ丸」や「橘丸」、1930に出港してきた徳島経由新門司行きの「フェリーびざん」は未明のうちに追い抜いてしまいました。乗船日当日はデッキへの夜間の立入が制限されており、残念ながら朝日を見ることはできませんでした。 数々のレビューを読むと、高出力のエンジンを唸らして走る本船は他のフェリーに比べ若干騒音や振動が大きいという指摘もあります。とはいえ、台風や低気圧など様々な悪条件が重なった航海でも、これまでほぼ定時で運行しており、「はまゆう」型フェリーのスペックの高さは明らかです。
5階右舷後部にあるレストラン「うらら」は、横須賀出港便については、夜食(23:30-01:00)、朝食(08:00-09:00)、昼食(12:00-13:00)、夕食(18:00-19:00)の営業。木目調のインテリアが施されており、通常の4人掛けテーブルに加え、窓側に向かってカウンター式のテーブルが特徴的な配置です。 窓から見える大海原が素敵です。 レストランメニューは「三崎港まぐろ&湘南しらす丼」や「横須賀海軍カレー」、「横浜サンマー麺」、「門司港レトロ焼きカレー」、「長崎ちゃんぽんセット」、「博多一番どり唐揚げ定食」、「鹿児島産とんかつ定食」などご当地メニューが目立つ。東京九州フェリーオリジナルと銘打ったハンバーグやビーフシチューも気になります。
6階後部には海を見ながら汗を流せる「スポーツルーム」が設置されており、サイクリングマシンをはじめとする各種エクセサイズマシンが設定されています。残念ながら感染症の拡大により、就航時より当面は閉鎖されていますが、感染症が一段落し本来のサービスが復活する時が楽しみです。 海に向かってガラス張りの「スポーツルーム」となっているので、船内にも自然光が入りとても明るく快適な空間となっています。
「はまゆう」、「それいゆ」の魅力の中でも、かなり大きな割合を占めているのが、海に面した開放的な露天風呂です。新日本海フェリーグループが他社に先駆けて導入した施設で、2021年現在、導入されているフェリーは、新日本海フェリー、阪九フェリー、東京九州フェリーによる運行船のみです。 昔から長距離フェリーでは展望大浴場というのが定番の施設でしたが、夜になると外は真っ暗で実際には何も見えないことがほとんどでした。ガラスに向かって近づくとわずかに、海の波が見える程度です。ところが、露天風呂になると、完全に外部デッキに設置されているので海の波はおろか、海風まで感じながらリラックスすることができます。しかもハウスの一部を切り欠いたような形で露天風呂が設置されているので風対策もバッチリです。
閉鎖されていた船首のフォワードサロンも解放され。ブリッジと同じ視点から高速フェリーが太平洋を疾走する様子を見ることができます。90度直立の窓の前にはチェアが並べられ、部屋の後方にはソファーも設置されています。 ゆっくりとフォワードサロンで昼寝をするのも気持ちよさそうですが、そろそろ新門司から横須賀に向かっている「それいゆ」とすれ違うはずです。
09:30頃、紀伊半島の潮岬沖合で、昨晩新門司を出港してきて横須賀に向かっている僚船「それいゆ」とすれ違いました。すれ違いの際は船内でも放送はあるのですが、両船の相対速度は100km/h超となるのでかなり一瞬で過ぎてしまいます。乗船の際はMarine Trafficなどですれ違いの時間を予測しておくと見逃さないかもしれません。当日は薄暗い曇り空の中でのすれ違いとなりました。 この時点で新門司までの航程のほぼ半分が過ぎたことになります。 ちなみに本船「はまゆう」は横須賀市の花、そして姉妹船の「それいゆ」は北九州市の花であるひまわりをフランス語にしたものだそうです。
生憎の曇り空の中ですが、太平洋上を27ノットで西走しています。午後になってくると船尾のバーベキューガーデンも営業します。炭のバーベキューだと最高なのですが船上では火器厳禁なので、ホットプレートでバーベキューを楽しむ仕組みになっているようです。レストラン後部に位置し風を遮る風防もついているので落ち着いて食事をすることができます。夏季には最高ですね。 大きなファンネルの後ろは広い甲板スペースになっています。残念ながら最後尾まではいくことができませんが高速フェリーが太平洋を疾走する様子を眺めることができます。(外部甲板は夜間閉鎖されることが多いようです。)
夕方1630。西の空が少しずつオレンジ色に染まっていきます。船は高知県足摺岬を回って豊後水道へ入り、沖の島、鵜来島の沖合に差し掛かりました。高知県最西端の島です。後方には姫島や水島の島嶼群も見えています。 この鵜来島は宿毛湾の沖合23Kmに浮かぶ小さな島で人口20人。民宿が4軒のみあり、町には自動車が一台も走っていないのどかな島です。周辺の海にはサンゴやたくさんの熱帯魚やウミガメが生息しています。海中の写真などを見ると沖縄の海に匹敵するような大きなテーブルサンゴや魚影の多さに驚かされます。シーズンを通じて釣り客には人気があり、夏季にはシュノーケリングも多いようです。 これらの島へは、九州行きの宿毛フェリーの発着する片島港から宿毛市営の渡船が1日2便。運賃は片道1330円で所要時間は最短50分。便により直行もしくは沖ノ島経由での運行になるようで所要時間は便により異なります。 船は引き続き28ノットの高速で豊後水道を新門司に向かって北上していきます。
夕食を終え、しばらくすると船は、夜闇の周防灘を西走し、関西方面への長距離フェリーとすれ違った後、定刻21時に新門司港のフェリーターミナルに到着しました。ここは阪九フェリーなどの発着する岸壁の向かい側に設けられた東京九州フェリー専用の岩壁で、海からくると津村島の少し手前に位置しています。 21時間の船旅というと長いという印象がありますが、船内には快適な寝台が設けられていますし、電波も届かないようなところでゆっくりと流れる時を感じるのもいいものです。少しお時間に余裕がある時は「人生に船旅を」お薦めします。
阪九フェリー旧「ニューみやこ」ことSuperferry 12、St. Pope John Paul IIの船内の写真をT. Mikami氏より提供いただきましたので、ご紹介いたします。
Superferry 12インフォメーションロビー
by idyllicocean 2019-07-10 22:36:20 (aid: #889)
もう一枚、ジャグジーの様子です。
by idyllicocean 2019-07-10 22:41:17 (aid: #890)
2Go Travelに移籍したSt. Pope John Paul IIとなった後のレストランのようすです。
by idyllicocean 2019-07-10 22:42:18 (aid: #891)
St. Pope John Paul IIキャビン 1
by idyllicocean 2019-07-10 22:42:51 (aid: #892)
St. Pope John Paul II キャビン 2
St. Pope John Paul IIキャビン 3
St. Pope John Paul IIキャビン 4
旧太平洋フェリー「いしかり」船内のようすです。最初はブリッジ見学の際に撮影した航海中のブリッジからの前方の眺望です。
エントランスホールには大きな木のオブジェが配置されていました。
展望通路の奥にはレストラン「カリブ」への入り口があります。
エントランス後方の右舷側にはスナック「ヨットクラブ」があります。こちらでは軽食を頂けます。
ヨットクラブの窓沿いには快適なソファが配置されています。
最上階のスターライトラウンジでは毎晩ショーが行われます。
ビデオシアターも設置されており、航海中は映画が上映されています。
レストラン後方の外部デッキです。「いしかり」は外部のデッキスペースも十分に取られていました。
T. Mikami様よりLady of Loveの船内のようすのわかる写真を提供いただきました。旧隠岐汽船の「フェリーおきじ」(1980年竣工)で2004年にフィリピンに売却され、当初はLove 1としてMoreta Shipping Linesにより、マニラーイロイロ間などに就航していました。その後、2009年にセブのMedallion Transportに売却され、2019年現在はLady of Love の船名で活躍しています。
Lady of Love
Lady of Love のレストランのようすです。
Lasy of Love スイートルームのようすです。
T, Mikami様よりSuperferry 19 乗船時の写真と様子に関する情報を頂きました。本船は旧「あけぼの丸」で日本を離れた後、Mabuhay3、Superferry 8 そして、Superferry 19と改名されてきました。乗船時はマニラ- ジェネラルサントスーサンボアンガーマニラという航路を2泊3日かけて結んでいたとのことです。
上階から階段越しにみたエントランス周りのようす。シンプルですが清潔な印象ですね。
Suite Roomにはバス・トイレ完備。CATV, 冷蔵庫、アメニティーグッズ、バルコニーもあります。また上等級用レストランでは、質素ではあるものコース料理の食事をボーイさんが運んでくれます。
1998年、三井の船旅ファンの集いのイベントで、「ふじ丸」の船内見学に招待いただいた際に撮影した写真の数々をここで紹介したいと思います。
ご存知の通り、「ふじ丸」は日本の日本の新造クルーズ客船の先駆けともいうべきクルーズ客船で1989年に三菱重工にて建造された船です。総トン数は23,340トン、全長も167.0Mと決して大きいクルーズ客船ではありませんが、まだクルーズという旅のかたちが出始めたばかりの日本では、戦後初めての新造クルーズ客船として華々しくデビューした客船でした。
といっても、運航会社の商船三井客船は「ふじ丸」以前にも「新さくら丸」などの客船を運航し続けており、「さんとす丸」、「あるぜんちな丸」などから続く客船運航に関わるノウハウを100年以上も守り続けてきました。そのため、日本最大のクルーズ客船を運航する郵船クルーズの初代「飛鳥」が就航していた当時でも、クルーズファンからは「クルーズは食事の美味しいMOPASがいい」という話をよくお聞きしたものです。
こちらの記事ではそんな「ふじ丸」の船内の様子、そしてオープンデッキの様子などをご紹介したいと思います。なお、この「ふじ丸」は既に商船三井客船での運航を終了し、その後日本チャータークルーズにより暫く運航されたのち、パナマのMIRA CRUISEに売却されて 高齢者向けの療養客船「MIRA 1」として運行される予定だったものの、2018年現在「MIRA 1」の船名のまま広島の常石造船で係留 されています。
こちらはスーペリアルームになります。広さは20㎡ほどの窓側のキャビンで5・6階に設置されています。奥のソファをベッドとして使用することができるので最大3人まで収容できたようです。キャビンにはシャワーとトイレがついてます。 スーぺリアルームは船体構造物により、窓からの視界の妨げられ、スーペリアAは0~20%、スーペリアBは30~40%ほど視界が妨げられるます。 奥にはちょっとしたデスクスペースとボックス型テレビが見えます。手前左側にはクローゼットが設置されています。ベッドとソファ部分はカーテンで仕切ることができるようになっていたようですね。
こちらはデラックスルームになります。広さは25㎡ほどの窓側のキャビンで6階に設置されています。こちらのクラスからバス・トイレ付きの客室になります。 デラックスルームは船体構造物により、窓からの視界の妨げられ、デラックスAは0~20%、デラックスBは30~40%ほど視界が妨げられます。 キャビンのインテリアや調度品が少し古めの感は否めませんが、快適そうなお部屋ですね。商船三井の伝統の花毛布がおしゃれです。
こちらはスイートルームになります。ふじ丸最高クラスのキャビンで広さは85㎡ほど。窓側の6階に設置されています。 ゆったりとしたソファのおかれたリビングルームがベッドルームとは別に備わっています。
こちらはステートルームになります。ふじ丸で最もリーズナブルに乗船できるキャビンで広さは17㎡ほど。4階と5階に設定されています。 ワンルームマンションなどと同じような広さの部屋ですが、2段ベッドを使用し最大4人まで利用できます。修学旅行や研修などグループでの利用に最適なキャビンですね。
3回に設置されているラウンジ「エメラルド」です」。ダンスフロア・ステージ・バーカウンターが設置されています。
ラウンジに繋がるプロムナードです。 多少昭和の雰囲気が漂っていることは否めないものの、大きな窓から大海原を眺めるのは気持ちよさそうです。
船首の2Fおよび3F部分に吹き抜けで設けられたメインホールです。航海中、様々な催しがここで行われます。この時は「三井船旅ファンの集い」イベントが行われていました。
こじんまりとしたシアターがメインホールとは別に1階に設けられていました。 こちらは映画やビデオ、セミナーなどのイベントが提供されていました。 無機質な白壁が少し寂しいですね。
ふじ丸のパブリックスペースで最も快適そうだったのが「スカイラウンジ」です。最上階である8階のファンネル後方に設けられています。 大きく明るい窓からはスポーツデッキや水平線に続く航跡を見下ろすことができます。
6階船尾にある「スポーツデッキ」からみた「スカイラウンジ」と「ファンネル」です。船らしいスペースで気持ちがいいですね。
8階ファンネル前部のプールサイドデッキです。最近の客船に比べるとかなりこじんまりとしていますが、風防柵に囲まれた静かなスペースで太陽にあたることができます。アーチ形の構造物がおしゃれですね。
7階サンデッキです。午後の昼下がりにこのベンチで海を眺めてうとうとできると幸せですね。
「ふじ丸」の外甲板を一周できるようになっており、船首部は円を描いたデッキになっています。この日は「ふじ丸」の前の岸壁に同じ商船三井の「にっぽん丸」が停泊していました。
翌朝、船はSan Juanの岬の沖を航行中。みずみずしい緑が美しい。もう1時間程度でSan Juanに入港する。
海から見たSan Juan旧市街。建物一つ一つが芸術的です。
San Juan港には既にDisney Fantasyが着岸中していました。
San Juanでは先に到着していたDisney Fantasyの隣に着岸しました。
Phillipsburgに到着すると大きなゲートに迎えられます。
カリブ海でよく見かけるジャークソースポークを食べてみました。テイクアウトにして地元のビールとで楽しみました。 左側のカウンタから添える総菜を選んで注文します。
観光を終えてPhillipsburgの桟橋に戻ってきました。隣にCarnival Freedomが着岸しています。
Phillipsburgを出港した夜は船上でカラオケパーティーを楽しみながらプエルトルコのSan Juanへ航海。
マイアミ港は、Dodge島と呼ばれる島全体が巨大な桟橋になっているかのような作りをしている。向かい側のMacArthur Causewayから、巨大な客船が4隻、5隻と並んでいる様子はまさに圧巻。港そのものも非常に機能的に作られており、大量の乗船客を効率よくハンドルすることができるようになっている。 これはこのマイアミ港が、東カリブ、西カリブ海と絶好のクルーズロケーションに面しておりクルーズオペレーションに最適な場所に位置しているため、クルーズ客船のメッカとなっているからだ。クルーズ客船の一般的な運用方式ともなっている便宜置籍船は、カボタージュの関係で外国籍の客船はクルーズ中に必ず他国に寄港しなければいけない規則になっているので、米国、メキシコをはじめ、バハマやオランダ、スペイン領の各島々をはじめ、バハマやジャマイカ、ドミニカ共和国を擁するカリブ海水域はクルーズハブとして最適である。またそれぞれの島にも文化があるので観光としても楽しめるしビーチでくつろぐタイプのバケーションとしても最適。時折猛威を振るうハリケーンの際は慎重なスケジュールが求められるとはいえ、東にハリケーンが来れば西に、西に来れば東にと台風を回避できるエリアの選択肢も広い。 このような理由でCarnival Cruise Lineをはじめ、Norwegian Cruise Lineなどの大型クルーズ客船が、ここマイアミ港をベースに通年クルーズを展開している。ここから50Kmほど北に上がったFort LauderdaleはRoyal Caribbean Internationalのハブとなっている。今回MSC Divinaに乗船した際もマイアミ港にはざっと数えただけで6隻以上の大型クルーズ客船が停泊していた。 今回はバルコニーキャビンでのクルーズなので、これらのクルーズ客船をまじかに見ながらマイアミ港を出港となるわけで、船好きにはまさにたまらないクルーズの幕開けとなった。
マイアミを出港するNorwegian Getaway
マイアミを出港するCelebrity Reflection
マイアミを出港するCarnival Glory
マイアミを出港するCarnival Victory
1泊目の夜のウェルカムショーの様子です。大きなシアターで2回に分けて毎晩ショーが開催されます。
この船ではEATALYブランドがレストランを展開しています。
船内の各施設はヨーロッパを歩いているかのようにどこも装飾やデザインが見事。
こちらはEATALY STAKE HOUSEです。
MSC Divina 東カリブ海クルーズでのビールの単価はこのような感じでした。 クルーズでは何杯ビールやソフトドリンクを注文した場合に、ドリンクパッケージを使用するほうがいいのかを考える必要がありますが、この値段だとまあまあリーズナブルですね。 ちなみにBeerパッケージは14枚USD57.00で購入できます。ビールは最低USD5.00かかるのでたくさん飲むならパッケージを買ったほうがいいかもしれませんね。気の合う仲間とシェアすることもできます。
よく朝起きてみるカリブ海の朝日です。ベランダ付きのキャビンだと起きてすぐに海が見れるのが嬉しいですね。
朝の朝食は最上階のビュッフェで美味しくいただきました。 クルーズでは朝からバランスよくフルーツを頂けるのが嬉しいですね。 ペストリーやマフィンなども大量にあります。 私はたっぷりのフルーツにパンケーキとベーコン、ワッフルの組み合わせが大好きです。
午後からイタリア料理レストランEataly(写真下)にてパスタ教室が開かれました。 イタリア人の陽気な進行役とともにシェフがいとも簡単そうにパスタを仕上げていきます。さすがはイタリアナポリをベースとするクルーズ会社です。30人ほどは来ていたでしょうか。出来上がったパスタをぜひ頂きたかったのですが・・・。 こちらは有料レストランEatalyでのみ頂けるそうです。MSCもなかなか営業がなかなか上手です。 Eatalyのエントランスにあるショーケースには、ヨーロッパで入手できるオリーブ油やパスタ、ワインやリキュールなども並べられていました。これらはすべて船内のショップで購入できるそうです。
午後の日差しがまぶしいMSC Divinaのデッキです。本船はバルコニーキャビンが多いためか、外部を一周するデッキでは海の側面まで近づくことのできる部分が少ないのが特徴です。テンダーボートがメインデッキの海側に並べられています。
クルーズ2日目の夕食はThe Black Crab Restaurantで頂きます。ちょっと画像がブレてますね。
この日のディナーはイタリアンナイト。イタリアにちなんだ料理がたくさん出てきます。
デザートには立派なティラミスが・・・。 これはたまりません。 フィリピン人ウェイターさんの笑顔も素敵です。 ティラミスがより美味しそうに見えます。 これはこれはと周りの方々も身を乗り出してデザートの正体に興味津々です。
ロビーではアートコレクションが販売されていました。
カリブの更けていく夜の船上ではカラオケパーティーが。みんな積極的に歌う歌う。
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