3. 格安航空会社手配サイトを利用する場合
最近よく見かけるようになった格安国内線航空チケット業者だが、お得にこれらのサービスを利用する上で認識しておかなければいけない点は下記の3点だ。
2. チケットレスサービスに対応していることを確認すること。
(チケット郵送のテマがあると時間でも費用の点でも不利)。
3. 安いのは基本的にギリギリの予約だということ。
(早期予約の場合はほとんどの場合大手航空会社直販のほうが安い)
また、チケット手配会社を通した航空券購入の場合、業務手配料金(殆どの場合一件につき1000円程度)がかかったり、クレジットカードでの決済ができなかったり、チケットレスサービスに対応していなかったりすることもある。早期予約の場合、大手航空会社直販以外で航空券を購入するメリットは少ないと考えていいだろう。
ただし、格安航空券手配会社ではリピーター割引(500円から1000円単位)を実施していたり、ホテルとタイアップして宿泊パッケージを提供していることもある。加えて「スカイバリュー」や「航空券.net」に代表される航空券検索サイトは激安航空券情報が豊富にリアルタイムで登録されているので、時折とてつもなくオトクな航空券が見つかったりすることもある。
とはいえ、格安航空券手配会社使用のメリットは、搭乗間際のギリギリ予約の場合に最大限発揮される。とりわけ搭乗日までの日にちが3日未満(東京⇔大阪線の場合は当日)の場合だ。これはギリギリ予約の場合に大手航空会社の割引運賃は適用されないためで、大手航空会社直販でのギリギリ予約では正規運賃での購入を余儀なくされる。これに対し一部の格安航空券手配サイトでは、搭乗当日15:00まで割引航空券が手配可能だ。(ただし搭乗希望日が休日である場合や、深夜の予約・翌日早朝の出発である場合などは支払・チケットの受取にあたって十分注意されたい)
オトクな価格設定をしているオススメ格安航空券手配サイトをリストアップしたので参考にして頂きたい。
格安航空券検索サイトのメリットが最大限生かされるのは
搭乗3日前以降のギリギリ予約だ。
このようなギリギリ予約可能な航空券予約サイトでは、航空会社の株主優待サービスを使って割引を実現しているケースが多い。当然のことながらギリギリ予約の割引率は早期割引運賃と比べると低く、せいぜい正規料金と比べて10%から30%程度だが、キャンセルや変更に関する諸条件は航空会社の早期予約割引を利用した割引チケットよりも大幅に緩和されている。たとえば搭乗便の変更についてもリクエストに柔軟に応じてくれたりすることが多い。また区間基本マイルの75%がマイル積算対象であることもメリットのひとつだ。
このタイプの格安航空券は株主優待サービスを使って割引を実現しているため、基本的に路線区間距離が長ければ長いほどオトクになる。通常、航空会社の株主優待券を所持していると航空運賃は正規運賃の半額で搭乗できるので、このタイプの航空券の価格は株主優待券の価格と正規運賃の半額の値段を合計したものに若干の利益を加えた値段に設定されている。株主優待券の値段は多少の変動はあってもある程度一定であるから、路線あたりの正規運賃が高ければ高いほど割引率が高いという計算になる。
このタイプの割引を実施しているサイトでお奨めなのは、格安航空券.comだ。こちらのサイトではほとんどの航空券がチケットレスサービスに対応しており、出発の2時間前まで予約可能だ。一見すると同業他社と比較して料金が若干高く感じるかもしれないが、施設利用料金や手配手数料も含まれた値段が表示されていることを考えるとオトク度が高い。こちらのチケットを利用するときのマイル積算率は75%だ。
またエーストトラベルインターナショナルでは、羽田空港にて「航空券空港渡し」サービスにも対応しており、チケットレス対応不可の航空券であっても使用可能なケースが多い。2日を切った予約は電話対応というのが少々使いにくいが、連絡さえとれれば同業他社より割引率が高い場合もある。マイル積算率はこちらも当然75%なので利用時には確認したい。
下記に株主優待券を使った格安航空券販売会社(サイト)の販売価格と正規料金に対する割引率をリストアップしてみた。
区間 | 正規運賃 | ギリギリ発券可能な 格安航空券価格例 | 割引率 |
東京⇔大阪 | 22,600 | 19,550 | 約13.5% |
東京⇔松山 | 32,000 | 23,850 | 約25.5% |
東京⇔札幌 | 33,600 | 24,800 | 約26.2% |
東京⇔福岡 | 36,800 | 26,250 | 約27.1% |
東京⇔鹿児島 | 39,000 | 26,400 | 約29.0% |
東京⇔沖縄 | 40,900 | 27,700 | 約30.1% |
4. 株主優待券を使って航空券を安く手配する
株主優待割引のしくみをつかって、自分で航空券を予約することにより、自由度の高い割引運賃を自分で手配することもできる。株主優待サービスを使った航空券の特徴は以下の3つだ。
2. 発券日より90日間変更・キャンセル可能
(条件有・取消手数料は別途必要)
3. マイル75%積算可能
さて株主優待券を利用して割引チケットを入手する場合だが、路線の正規運賃が高ければ高いほどオトク度も高くなることを理解しておこう。たとえば、2011年時点での国内ANA最長路線である仙台⇔那覇といったような長距離移動の場合に株主優待券を上手に利用すると、上記のとおり自由度の高い航空券を正規運賃比35%引で入手できる。(株主優待券[7,500円]+仙台⇔那覇の正規運賃[50,600円)/2]=32,800円。)これに対し、東京・大阪線の場合、割引率は17%程度しかならない。(株主優待券[7,500円]+東京⇔大阪の正規運賃[22,600円)/2]=18,800円。)
株主優待券の市価は上下するので単純に比較することはできないが、ANAの株主優待券は、2011年1月現在、大体1枚あたり7500から9000円の間で推移している。現時点での相場を知りたければ、ヤフーオークションなどを除いてみるのがオススメだ。
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